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小柄な子のジュニアシートはいつまで?身長で考える卒業の目安と、シートベルトの合わせ方

公開日:2026年10月5日 更新日:2026年10月5日

法律でチャイルドシートの使用が義務になっているのは6歳未満ですが、警察庁は、6歳以上でも体格によってシートベルトを正しく着用できない場合は、チャイルドシートを使うよう呼びかけています。警察庁が掲載している資料では、学童用(ジュニアシート)の身長の目安は150cmまでとされています。小柄な子は、年齢や学年ではなく、シートベルトが体に合うかで卒業の時期を考えましょう。

ジュニアシートは、法律では何歳まで?

道路交通法は、自動車の運転者が、幼児用補助装置(チャイルドシート)を使っていない幼児を乗せて運転してはならないと定めています。警察庁によると、この義務の対象は6歳未満の子どもです。

一方で、警察庁は、6歳以上の子どもであっても、体格などの事情でシートベルトを適切に着用させることができない場合は、チャイルドシートを使うよう呼びかけています。法律の義務がなくなる年齢と、安全に大人用のシートベルトを使える時期は、同じではありません。

なお、シートベルトの着用は、後部座席も含めてすべての座席で義務になっています。ジュニアシートを卒業したあとも、どの席でもシートベルトを締めることは変わりません。

出典 [1] [2] [3]

身長では、どのくらいが卒業の目安?

警察庁のサイトに掲載されている、シートベルト・チャイルドシート着用推進協議会のチラシでは、チャイルドシートの種類ごとに、身長と年齢の目安が次のように示されています。日本自動車工業会や日本自動車連盟は、身長150cm未満を目安として学童用チャイルドシートの使用を勧めていることも紹介されています。

表の年齢はあくまで目安で、対象は製品によって違います。チラシも、使う前に対象を確かめ、説明書で取り付け方を確認するよう呼びかけています。消費者庁によると、新しい安全基準では、適合する子どもの区分が体重ではなく身長で決められるようになりました。製品の表示で、対象の身長を確かめましょう。

種類身長の目安年齢の目安
乳児用(ベビーシート)40〜85cm新生児〜1歳ごろ
幼児用(チャイルドシート)76〜105cm(かつ月齢15か月以上)15か月〜4歳ごろ
学童用(ジュニアシート)背もたれあり100〜150cm、背もたれなし125〜150cm4歳ごろ〜12歳ごろ

出典 [4] [5]

小柄な子は、何年生ごろまで使うことになる?

令和7年度の学校保健統計では、11歳の平均身長は男子146.1cm、女子147.4cmでした。平均的な身長の子でも、小学校の間は150cmに届かないことが多いことになります。同じ学年の中で小柄な子は、中学生になってもジュニアシートが体に合う時期が続くことがあります。

「もう中学生なのに」と感じるかもしれませんが、チラシでも、6歳以上も大人用のシートベルトが安全に使えるようになるまでは、学童用を使うことが望ましいとしています。卒業を決めるのは年齢や学年ではなく、次の節で説明するシートベルトの位置です。座ったときの高さは、身長だけでなく、脚や胴の長さによっても変わります。身長の目安に近づいてきたら、実際に座らせて確かめるようにしましょう。

出典 [6] [4]

シートベルトが体に合っているかは、どこを見る?

チラシは、事故のときにシートベルトには胸と腰に非常に大きな力がかかるため、肩ベルトは肩に、腰ベルトは骨盤にかけてしっかり固定する必要があると説明しています。ベルトが首やお腹にかかっていると、首を圧迫したり、お腹の内臓を傷つけたりする危険があります。

ジュニアシートを外して、ふだん乗る座席に子どもを座らせ、次の点を確かめてみましょう。一つでも当てはまらないときは、まだジュニアシートを使う時期と考えます。

出典 [4]

ジュニアシートは、どう合わせればよい?

消費者庁は、取扱説明書に従って、シートの角度や背もたれの高さ、ベルトの長さを調節し、バックルを確実に締めるよう呼びかけています。背もたれのあるタイプでは、子どもの身長が伸びるたびに、肩ベルトの通る位置が肩に合っているかを見直しましょう。安全基準を満たした製品には「Eマーク」が表示されています。

警察庁が令和8年5月に行った全国調査では、チャイルドシートを使っていた子どものうち、適切に座らせることができていた割合は58.7%でした。使っていても、座り方やベルトのかけ方が合っていないことは少なくありません。また、消費者庁は、上の子のために取り付けたものに1歳の子を乗せて転落した例も紹介しています。きょうだいで使い回すときは、それぞれの体に合っているかを確かめましょう。

出典 [5] [2]

祖父母の車や、旅行先で乗るときは?

ふだん乗らない車に乗るときは、ジュニアシートを使わずにすませてしまいがちです。祖父母に送り迎えを頼むときや、旅行で車を借りるときは、ジュニアシートを一緒に持っていくか、前もって用意できるかを確かめておきましょう。取り付け方は車や製品によって違うため、取扱説明書を確認してください。

警察庁によると、後部座席でのシートベルトの着用は、すべての道路で義務になっています。それでも後部座席の着用率は、一般道路で45.8%と、運転席や助手席より低い状態です。後部座席でシートベルトを着用していなかったときの致死率は、着用していたときに比べて、一般道路で約2.8倍、高速道路で約13.9倍とされています。子どもが後ろの席に乗るときも、シートとベルトの確認を習慣にしましょう。

出典 [3]

「赤ちゃんみたいで恥ずかしい」と嫌がるときは?

高学年になると、友だちが使っていないジュニアシートを嫌がる子もいます。気持ちは受け止めつつ、「年齢じゃなくて、ベルトが首にかからない体の大きさになったら卒業しようね」と、卒業の条件を本人と共有しておくと納得しやすくなります。

上の節の確かめ方を、子どもと一緒に年に数回やってみるのも一つの方法です。学年が上がったときや、家で身長を測ったときなどに合わせると、成長を前向きに感じる機会にもなります。背もたれのないタイプは目立ちにくいため、身長の目安に合っていれば選択肢になります。友だちの家の車に乗せてもらうときは、ジュニアシートを持たせるか、事前に相談しておきましょう。

出典 [4]

身長の伸び方が気になったときは?

ジュニアシートの目安を見て、「うちの子はまだ届かない」と気になることもあるでしょう。日本小児内分泌学会によると、身長が低い原因の多くは遺伝や体質によるものですが、病気が見つかることもあります。母子健康手帳や学校の記録から成長曲線をつけ、伸び方が気になるときは小児科で相談しましょう。

ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話)でも、お手元の記録を見ながらご相談いただけます。1回目は保護者の方だけでもかまいません。お薬の処方を検討する2回目には、お子さまにも参加していただきます。予約は公式LINEから受け付けています。

出典 [7] [8]

小柄な子のジュニアシートについてよくある質問

Q. 12歳を過ぎましたが、まだ使ってもよいのでしょうか?

A. 使ってかまいません。チラシでも、6歳以上も大人用のシートベルトが安全に使えるようになるまでは、学童用を使うことが望ましいとしています。製品の対象の身長を確かめて使いましょう。

Q. 近所への短い移動でも必要ですか?

A. 事故は距離に関係なく起こります。警察庁によると、チャイルドシートを使っていない場合の致死率は、適正に使っている場合の約5.3倍です。短い移動でも、体に合ったシートとベルトを使いましょう。

Q. 背もたれのないタイプに変えてもよいですか?

A. チラシでは、背もたれのないタイプの身長の目安は125〜150cmとされています。身長と製品の対象を確かめ、肩ベルトの位置が合うかを見て判断してください。

出典 [4] [2]

まとめ

ジュニアシートの法律上の義務は6歳未満までですが、安全に卒業できるのは、大人用のシートベルトが肩と骨盤に正しくかかる体格になってからです。身長150cmまでが学童用の目安とされており、小柄な子は中学生になっても使うことがあります。年齢ではなく、ベルトの位置で卒業を決めましょう。

出典 [2] [4]

お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. e-Gov法令検索「道路交通法」(第71条の3 座席ベルトと幼児用補助装置)
  2. 警察庁「子供を守るチャイルドシート」(令和8年5月のチャイルドシート使用状況全国調査、6歳以上でも体格に合わせて使う)
  3. 警察庁「全ての座席でシートベルトを着用しましょう」
  4. シートベルト・チャイルドシート着用推進協議会「シートベルト・チャイルドシートは体格に合わせ、正しい姿勢で使用しましょう!」(警察庁掲載のチラシ、PDF。学童用の身長と年齢の目安、身長150cm未満を目安とする推奨の紹介)
  5. 消費者庁 子ども安全メール「Vol.653 より安全なチャイルドシートの使用を!」(2024年9月20日)
  6. 文部科学省「令和7年度学校保健統計(学校保健統計調査の結果)について公表します」(PDF、令和8年2月13日)
  7. 日本小児内分泌学会「低身長」
  8. ノビケア「お問い合わせ」