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学校の保健室・養護教諭に身長の相談をするには

公開日:2026年10月4日 更新日:2026年10月4日

子どもの身長が気になるとき、学校の養護教諭(保健室の先生)に相談することができます。学校保健安全法は、学校で健康相談を行うことや、養護教諭などが子どもの様子を見て保護者に助言することを定めています。学校の測定記録の確認や、学校医・医療機関とのつなぎ役を頼める一方で、診断や治療の判断は医療機関で行います。

保健室で、身長のことを相談してもよい?

学校保健安全法は、学校では子どもの心身の健康について健康相談を行うこと(第8条)、養護教諭などの職員が連携して、健康相談や日々の観察から子どもの様子を把握し、必要に応じて保護者に助言すること(第9条)を定めています。身長や体の発育のことも、この健康相談の対象になります。

文部科学省が養護教諭の役割をまとめた資料は、子ども、保護者、教職員の誰もがいつでも相談できる保健室を運営することを、養護教諭の役割の一つに挙げています。保護者が「こんなことを聞いてよいのか」と遠慮する必要はありません。相談したからといって、すぐに受診や特別な対応が決まるわけではありません。まずは気になっていることを話し、学校で分かることと、医療機関で確かめることを一緒に整理してもらうとよいでしょう。

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養護教諭には、どんなことを頼める?

養護教諭は、毎年の健康診断の記録を扱い、学校医とも連携しています。学校保健安全法は、学校が健康相談や保健指導を行うときは、必要に応じて地域の医療機関などと連携するよう努めることも定めています(第10条)。文部科学省の資料も、養護教諭が関係機関との連携の窓口として、コーディネーター的な役割を果たすことが重要だとしています。

たとえば、次のようなことを相談できます。どこまで対応できるかは学校によって違うため、まずは聞いてみましょう。

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学校の記録は、身長の相談でどう役立つ?

学校保健安全法施行規則は、学校の定期健康診断を毎学年6月30日までに行うことと定めており、身長と体重は毎年測る項目です。毎年ほぼ同じ時期に測っているため、1年ごとの伸びを比べるのに向いています。文部科学省の通知では、健康診断票の身長と体重は小数第1位まで記入することになっています。

健康診断票は、進学や転校のときに次の学校へ送られます。小学校から中学校へと記録がつながっていることが多いので、何年分かをまとめて確かめたいときは、まず今の学校の養護教諭に尋ねてみましょう。家で測った値と学校の値は、測り方や時間帯が違うため、混ぜずに分けて記録しておくと、医師が経過を読み取りやすくなります。

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養護教諭に頼めないことは?

養護教諭は、病気かどうかを診断したり、治療が必要かを判断したりする立場ではありません。学校で分かるのは、決まった時期に測った身長と体重、ふだんの様子までです。原因を調べる検査や治療の相談は、小児科などの医療機関で行います。

学校の健康診断で成長について通知を受けた場合は、その通知と記録を持って受診しましょう。通知の読み方は「学校の健康診断で「成長曲線で気になる」と言われたら」のコラムで、記録の取り寄せ方は「母子手帳・学校の身長記録を集めるには」のコラムで説明しています。

相談するときは、どう切り出せばよい?

連絡帳や電話で「子どもの身長のことで、養護の先生に相談したい」と伝え、話せる時間を決めてもらうと落ち着いて話せます。担任の先生を通して頼んでもかまいません。子どもが登校している時間の保健室は、けがや体調不良の対応で忙しいこともあります。

話すときは、何が心配で、学校に何をお願いしたいのかを分けて伝えると、相手も動きやすくなります。たとえば「ここ1年あまり伸びていない気がします。小児科に相談するので、学校で測った記録を確かめたいです」のように伝えます。

子どものプライバシーには、どう配慮してもらえる?

文部科学省は、学校の健康診断では正確な検査とあわせて、子どものプライバシーや気持ちに配慮することが重要だと通知しています。その中で、検査の会場で結果がほかの子どもに知られないよう注意すること、とくに配慮が必要な子どもには時間や場所を工夫するなど個別に対応することが、例として示されています。身長を測られるのを嫌がっている場合は、その気持ちを養護教諭に伝えておくとよいでしょう。

日本小児科学会の「医療における子ども憲章」は、体や病気のことは子どもにとって大切な情報であり、ほかの人に伝える必要があるときは、理由とともに伝えてよいかを本人に確かめるとしています。学校に相談するときも、ある程度の年齢の子なら、何を誰に伝えるかを事前に本人と話しておくと安心です。

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受診したあと、学校にはどこまで伝える?

受診の結果をすべて学校に伝える必要はありません。学校生活で配慮してほしいことがあるときに、その範囲で伝えれば十分です。文部科学省の資料も、学校医などが学校に子どもの情報を伝えるときは、必要に応じて保護者や子どもの同意を得ておくこととしています。

成長ホルモン治療を始めた場合は、宿泊行事のときの薬の保管や、運動の制限がないかなどを相談することがあります。治療中の学校生活は「成長ホルモン治療中の学校生活は?」のコラムで説明しています。経過を見ることになった場合は、次の健康診断の結果も記録に加えていきましょう。

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本人が身長を気にしている、からかわれているときは?

養護教諭は、保健室に来る子どもの様子から、体の不調の背景にある悩みに気づきやすい立場だとされています。家では話さなくても、保健室では本音を話す子もいます。からかいが気になるときは、担任の先生とあわせて養護教諭にも伝えておくと、学校の中で見守る目が増えます。

子どもへの声かけの工夫は「背が低いことを気にする子どもへの声かけは?」のコラムで説明しています。学校に相談しにくいときは、文部科学省の「24時間子供SOSダイヤル」のような相談窓口もあります。

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保健室での身長の相談についてよくある質問

Q. 中学生・高校生でも、保健室で相談できますか?

A. 中学校や高校にも保健室があり、健康相談の対象です。思春期の子は親に知られたくないこともあるため、本人が自分で相談に行けるよう、保健室を使ってよいことを伝えておくのも一つです。

Q. 保健室で、身長を測り直してもらえますか?

A. 対応は学校によって違います。受診のために正確な値がほしい場合は、医療機関で測ってもらうほうが確実です。

Q. 学校医に直接相談できますか?

A. 学校医が学校に来る日や相談の受け方は学校によって違います。まず養護教諭に、学校医の意見を聞けるかを尋ねてみましょう。

Q. 保健室で相談したことは、ほかの先生にも伝わりますか?

A. 文部科学省の資料は、教職員が一人で子どもの問題を抱え込まず、情報を共有することを求めています。担任の先生などと共有されることがあるため、伝えてほしくない範囲や、本人に知られたくないことがあれば、相談の最初にそう伝えておきましょう。

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まとめ

保健室の養護教諭は、子どもの身長の悩みについて保護者も相談できる身近な窓口です。学校の記録の確認、学校医や医療機関とのつなぎ、測定時の配慮などを頼めますが、診断や治療の判断は医療機関で行います。学校の記録を集めて伸び方が気になる場合は、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話)でも、学校の記録を見ながらご相談いただけます。

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お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. e-Gov法令検索「学校保健安全法」(第8条 健康相談・第9条 保健指導・第10条 地域の医療機関等との連携)
  2. 文部科学省「現代的健康課題を抱える子供たちへの支援 ~養護教諭の役割を中心として~」(平成29年、PDF)
  3. e-Gov法令検索「学校保健安全法施行規則」(第5条)
  4. 文部科学省「児童、生徒、学生、幼児及び職員の健康診断の方法及び技術的基準の補足的事項及び健康診断票の様式例の取扱いについて」(PDF、平成27年9月11日)
  5. e-Gov法令検索「学校保健安全法施行規則」(第6条・第8条)
  6. 文部科学省「児童生徒等のプライバシーや心情に配慮した健康診断実施のための環境整備について(通知)」(PDF、令和6年1月22日)
  7. 日本小児科学会「医療における子ども憲章」(2022年3月、PDF)
  8. 文部科学省「24時間相談できる窓口」(24時間子供SOSダイヤル)
  9. ノビケア「お問い合わせ」