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低身長の基準と受診の目安読む時間 約6分
母子手帳・学校の身長記録を集めるには:卒業した学校の記録の取り寄せ方も
公開日:2026年10月4日 更新日:2026年10月4日
身長の記録は、母子健康手帳、市区町村の乳幼児健診、園や学校の健康診断に分かれて残っています。学校の健康診断票は進学や転校のときに次の学校へ送られ、法令で5年間保存することになっているため、卒業した学校の記録は、まず今通っている学校に尋ねるのが近道です。手元にない記録は、学校や自治体への問い合わせや、個人情報保護法にもとづく開示請求で確かめられることがあります。
どうして、昔の身長の記録まで集めるの?
身長の伸び方を見るときは、今の身長1回分より、何年分かの記録をつないだ線の形が手がかりになります。日本小児内分泌学会も、子どもの身長が気になるときは成長曲線に記録をつけてみるよう勧めています。
記録は、測った日付と身長が一組になっていることが大切です。この記事では、記録がどこに残っているか、手元にないときにどう問い合わせるかを説明します。集めた記録の並べ方や受診前の準備は「低身長の受診前に用意する記録と質問」、成長曲線への書き方は「成長曲線の書き方は?」の記事を参考にしてください。
出典 [1]
母子健康手帳では、どこを見ればよい?
母子健康手帳には、生まれたときの身長・体重と、乳幼児健診の結果が書き込まれています。厚生労働省の通知で示された1歳6か月児・3歳児の健康診査の実施要綱では、健診の結果を母子健康手帳に記入することになっています。
健診の日以外にも、小児科を受診したときや、家で測った値を書いている家庭もあるでしょう。測った場所が分かるように、健診の記録と家庭の記録を分けてメモしておくと、あとで見直しやすくなります。
同じ要綱では、医師が結果を書いた健康診査票は市町村が保管し、その後の保健指導に使うとされています。母子健康手帳の記入が少ない、手帳が見当たらないといったときは、お住まいの(健診を受けた当時の)市区町村の母子保健の担当窓口に、記録の確認方法を相談してみましょう。
出典 [2]
マイナポータルで、乳幼児健診の記録は見られる?
厚生労働省の検討会の報告書(2023年)によると、3〜4か月児、1歳6か月児、3歳児の健診の情報の一部は、2020年(令和2年)6月から、マイナポータルを通じて本人や保護者が見られるようになっています。身長や体重は、こうした電子的な記録の項目に含まれています。
ただし、同じ報告書は、健診の結果が自治体のシステムに登録されるまでに数か月かかることがあると指摘しています。いつごろの健診から見られるか、どの項目が載っているかは自治体や時期によって違う可能性があるため、表示されない場合は市区町村に確認してください。
マイナポータルの画面を受診先に見せる場合も、画面を写した画像をSNSなどに投稿するのは避けましょう。
出典 [3]
今通っている学校の記録は、どこにある?
学校では毎年、学校保健安全法にもとづく定期健康診断が行われ、検査の項目の最初に「身長及び体重」が定められています。健康診断を行うと、学校は子どもごとに健康診断票を作ることになっています。
健康診断の結果は、法令で、健康診断を行ってから21日以内に本人と保護者に通知することとされています。家に届いた「健康の記録」などの用紙や、通知表にはさまれた記録があれば、まずはそれを集めましょう。
手元の用紙が足りないときは、担任の先生や養護教諭に、これまでの身長の記録を確認できないか相談してみてください。医療機関に相談するためと目的を伝えると、話が進めやすくなります。幼稚園も学校保健安全法の対象で、健康診断票が作られます。保育所の記録の扱いは施設によって異なるため、園に直接尋ねてみましょう。
卒業した学校の記録は、どうやって取り寄せる?
学校保健安全法施行規則では、子どもが進学したときは、校長が健康診断票を進学先の校長に送ること、転校したときも転校先に送ることが定められています。つまり、小学校の健康診断票は中学校へ、中学校の健康診断票は高校へと引き継がれていきます。卒業した学校の記録を探すときは、まず今通っている学校に、前の学校から送られた健康診断票があるかを尋ねるのが近道です。
健康診断票は5年間保存することになっています。前の学校から送られてきた健康診断票は、前の学校を卒業した日から5年間とされています。たとえば高校生が小学校のころの記録を探す場合、保存期間を過ぎて残っていないこともあります。実際の保管や処分の扱いは学校によって異なるため、早めに問い合わせましょう。
問い合わせても見せてもらえない場合や、正式な手続きを求められた場合は、個人情報保護法にもとづく開示請求ができます。公立学校の記録は自治体の機関が持つ個人情報にあたり、未成年の子の記録は、法定代理人である保護者が子に代わって請求できると定められています。私立学校に対しても、本人が保有個人データの開示を求めることができ、代理人による請求も認められています。請求の窓口、書式、手数料、本人確認の方法は、自治体や学校ごとに定められているため、教育委員会や学校の事務室に確認してください。
問い合わせるときに、伝えるとよいことは?
学校や自治体に問い合わせるときは、次のような点を伝えると、記録を探してもらいやすくなります。電話で済む場合もあれば、書面や来校を求められる場合もあります。
- 子どもの氏名、生年月日、在籍していた学年と年度
- 知りたいのは身長と体重の測定日と値であること
- 医療機関での成長の相談に使うという目的
- 受け取り方法の希望(窓口、郵送など)
どうしても見つからない記録があるときは?
すべての年の記録がそろわなくても、受診や相談はできます。手元にない時期は、前後の値から推測して埋めず、「この期間は記録がない」と伝えることも大切な情報です。
これから先の記録は、学校の健康診断の結果を毎年同じ場所に保管しておくと、なくしにくくなります。家で測る場合は、時間帯や測り方をそろえ、日付と一緒に残しておきましょう。
身長の記録には、氏名や生年月日など個人の情報が含まれます。集めた資料は、受診先が指定する方法で渡し、インターネット上に載せないようにしましょう。
集めた記録は、どう相談に生かす?
集めた記録は、元の用紙と、日付順に並べたメモの両方を持っていくと、医師が数字を確かめながら伸び方を見られます。身長の伸び方が気になる場合は、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話、0円)で、お手元の記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEから受け付けています。
出典 [8]
身長の記録の集め方についてよくある質問
Q. 母子健康手帳をなくしてしまいました。乳幼児期の記録は分かりませんか?
A. 乳幼児健診の健康診査票は市町村が保管することになっています。健診を受けた当時の市区町村の母子保健の窓口に相談してください。マイナポータルで一部の健診の情報を見られることもあります。
Q. 引っ越して、前の学校が遠くにあります。
A. 転校したときは、健康診断票が転校先の学校に送られることになっています。まずは今の学校に確認してみましょう。
Q. 子ども本人が知らないうちに、記録を取り寄せてもよいですか?
A. 未成年の子の記録は保護者が請求できますが、ある程度の年齢であれば、相談に使うことを本人にも伝えておくと安心です。
まとめ
身長の記録は、母子健康手帳、市区町村の健診、園や学校の健康診断票に分かれて残っています。学校の健康診断票は進学先に引き継がれ、5年間保存されるため、まず今の学校に尋ね、必要に応じて開示請求も検討しましょう。そろわない時期があっても、手元の記録で相談を始められます。
お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。
公式LINEで無料相談を予約するこの記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。
参考にした資料
- 日本小児内分泌学会「低身長」
- 厚生労働省「乳幼児に対する健康診査の実施について」(平成10年4月8日児発第285号、実施要綱)
- 厚生労働省掲載「「母子保健情報のデジタル化について」の概要」(母子健康手帳、母子保健情報等に関する検討会報告書、令和5年3月14日、PDF)
- e-Gov法令検索「学校保健安全法施行規則」(第6条・第8条)
- e-Gov法令検索「学校保健安全法施行規則」(第9条)
- 文部科学省「児童、生徒、学生、幼児及び職員の健康診断の方法及び技術的基準の補足的事項及び健康診断票の様式例の取扱いについて」(PDF、平成27年9月11日)
- e-Gov法令検索「個人情報の保護に関する法律」(第2条・第33条・第37条・第76条・第89条)
- ノビケア「お問い合わせ」