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子どもの身長が気になって不安な保護者へ:情報との付き合い方と相談先

公開日:2026年10月4日 更新日:2026年10月4日

子どもの身長が気になるとき、不安の多くは「分からないこと」から生まれます。まずは身長の記録を集めて伸び方を確かめ、気になる形があれば小児科に相談することが、不安を小さくする近道です。インターネットや広告の情報は、根拠と出どころを確かめながら受け止め、保護者自身がつらいときは一人で抱えずに相談先を頼りましょう。

子どもの身長を心配するのは、よくあること?

身長は学校の健康診断や整列の順番などで比べられやすく、保護者が気にかけるのは自然なことです。日本小児内分泌学会は、子どもにはそれぞれ個性があり、ゆっくり伸びる子もいれば、早く伸びてその後はあまり伸びない子もいると説明しています。

同じ学会によると、子どもの身長が低い原因の多くは、両親も背が低いなどの遺伝や体質によるものです。成長曲線で−2.0SD以下の低身長の子どもは、100人のうち2〜3人くらいとされています。一方で、ホルモンや染色体、骨の病気など、治療できる原因が見つかることもあるため、気になったときに確かめておく意味はあります。

「心配しすぎだろうか」とためらう必要はありません。確かめることで、安心につながる場合も、必要な受診につながる場合もあります。

出典 [1]

不安なとき、まず何を確かめればよい?

最初にしたいのは、今の身長の数字だけで判断せず、これまでの伸び方を見ることです。母子健康手帳や学校の健康診断の記録から、測った日と身長を集めて成長曲線に書き込むと、線に沿って伸びているのか、離れていっているのかが分かります。

日本小児内分泌学会は、身長が基準の範囲を大きく外れていなければ通常はあまり問題ないとしたうえで、範囲から大きく外れている場合や、線から離れていくように伸び方が落ちている場合などは、早めに小児科に相談するよう勧めています。急に伸びすぎる場合も、病気が隠れていることがあるとしています。

記録の集め方は「母子手帳・学校の身長記録を集めるには」、受診の目安は「子どもの身長が気になるとき、いつ・何科に相談する?」の記事で説明しています。

出典 [1] [2]

インターネットやSNSの情報は、どう見分ければよい?

不安なときほど、検索を続けたり、SNSで他の家庭の話を読んだりしたくなるものです。ただ、情報の中には、根拠がはっきりしないものや、商品の宣伝につながるものも混ざっています。

厚生労働省の「統合医療」情報発信サイト(eJIM)は、健康情報を見極めるためのポイントとして、次のようなことを挙げています。身長の情報にも当てはめて考えてみましょう。

他の子の身長や「うちの子は〇cm伸びた」という話は、その子の体質や時期によるもので、自分の子にそのまま当てはまるわけではありません。読む時間を決める、夜遅くには調べないなど、情報から少し距離をとることも、気持ちを落ち着ける助けになります。

出典 [3]

広告や体験談は、どう受け止めればよい?

医療機関の広告には、医療法にもとづく規制があります。厚生労働省の医療広告等ガイドラインでは、患者の主観や伝聞にもとづく治療の内容や効果に関する体験談の広告や、誤解をまねくおそれのある治療の前後の写真の広告は認められていません。ほかの医療機関より優れていると示す広告や、誇大な広告も禁止されています。

同じガイドラインは、自由診療について情報を出す場合、通常必要とされる治療の内容、費用、治療期間、主なリスクや副作用を分かりやすく示すよう求めています。承認された使い方と違う薬を使う場合は、そのことを明示する必要もあります。気になる医療機関のホームページを見るときは、こうした情報がきちんと書かれているかが判断の手がかりになります。虚偽や誇大と思われるウェブサイトは、厚生労働省の「医療機関ネットパトロール」に通報できます。

サプリメントについて、日本小児内分泌学会は、健康な子の背を高くする効果が科学的に証明された成分は存在しないとしています。インターネットで海外の医薬品を個人輸入することについても、厚生労働省は品質や安全性が確認されていないと注意をうながしています。くわしくは「身長を伸ばすサプリは効く?」の記事で説明しています。

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保護者の不安は、子どもに伝わる?

保護者が身長のことを何度も口にしたり、毎日のように測ったりすると、子どもが「背が低いのはいけないこと」と受け取ってしまうことがあります。身長は成長の一部にすぎません。測るのは月に1回や学期ごとなど間隔を決め、記録は大人が管理すると、家庭の話題が身長ばかりになるのを防げます。

子どもが自分から気にしている様子があるときの声のかけ方は、「背が低いことを気にする子どもへの声かけ」の記事で説明しています。受診するときも、「調べてもらって安心しよう」と、本人を責めない言い方で伝えましょう。

どこに相談すればよい?

身長の伸び方そのものが気になるときは、まずかかりつけの小児科に記録を持って相談しましょう。日本小児内分泌学会は、所属する内分泌代謝科(小児科)の専門医の一覧や、成長障害の診療を行っている施設の一覧を公開しており、専門の外来を探す手がかりになります。学校の健康診断で気になることを言われた場合は、養護教諭に記録の見方を尋ねることもできます。

身長に限らず、子育ての悩みや不安を話したいときは、市区町村の相談窓口も利用できます。こども家庭庁は、こども家庭センターで、妊産婦や子育て家庭への相談に応じ、切れ目のない支援を行うとしています。匿名で相談したい場合は、こども家庭庁の「親子のための相談LINE」もあります。

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保護者自身の気持ちがつらいときは?

子どもの身長を「自分の背のせいではないか」「もっと早く気づけばよかった」と責めてしまう保護者もいます。身長には遺伝や体質のほか、ホルモン、病気、栄養、睡眠など多くのことが関わっており、一つの原因で決まるものではありません。

厚生労働省は、子どもを支えるためには、家族が自分の健康を大切にすることも必要だとしています。眠れない、食欲が落ちた、気持ちが沈む日が続くといったときは、保護者自身も身近な医療機関や相談窓口を頼ってください。

出典 [1] [12]

まずは話を聞いてもらいたいときは?

受診するかどうか迷っている段階でも、記録を見ながら医師に話を聞いてもらうことで、次に何をすればよいかが整理しやすくなります。ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話、0円)は、1回目は保護者の方だけでもご相談いただけます。予約は公式LINEから受け付けています。

出典 [13]

子どもの身長が不安な保護者からよくある質問

Q. 小児科で「様子を見ましょう」と言われましたが、不安が消えません。

A. 次にいつ、何を確かめるのかを医師に尋ねておくと、見通しを持ちやすくなります。記録を続けて、予定より早く伸び方が気になる変化があれば、改めて相談してください。

Q. 何歳までに相談すれば間に合いますか?

A. 治療の対象になるかどうかは病気や骨の状態によって違うため、年齢だけでは決まりません。気になった時点で記録を持って相談するのがよいでしょう。

Q. 子どもを連れて行かずに、親だけで相談してもよいですか?

A. 医療機関によって対応が違うため、予約のときに確認してください。最初は保護者だけで記録を見てもらい、必要に応じて子どもと一緒に受診する方法もあります。

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まとめ

子どもの身長の不安は、記録を集めて伸び方を確かめることで、小さくできることが多くあります。インターネットや広告の情報は根拠と出どころを確かめて受け止め、気になる伸び方があれば小児科へ、子育ての不安は自治体の窓口へと、一人で抱えずに相談しましょう。

出典 [1] [3]

お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 日本小児内分泌学会「低身長」
  2. 日本小児内分泌学会「成長評価用チャート・体格指数計算ファイル ダウンロードサイト」
  3. 厚生労働省「統合医療」情報発信サイト(eJIM)「情報の見極め方」
  4. 厚生労働省「医療広告等ガイドライン」(PDF、令和8年3月30日最終改正)
  5. 厚生労働省「医療機関ネットパトロール」(通報フォーム)
  6. 日本小児内分泌学会「「身長を伸ばす効果がある」と宣伝されているサプリメント等に関する学会の見解」(2025年9月8日改定)
  7. 厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
  8. 日本小児内分泌学会「当学会に所属している、内分泌代謝科(小児科)専門医」
  9. 日本小児内分泌学会「当学会評議員が成長障害の診療を行っている施設」(PDF)
  10. こども家庭庁「こども家庭センター」
  11. こども家庭庁「『親子のための相談LINE』について」
  12. 厚生労働省 こころもメンテしよう「ご家族の皆さんへ」
  13. ノビケア「お問い合わせ」