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低身長の基準と受診の目安読む時間 約7分
受診にきょうだいを連れて行くとき:待ち時間の過ごし方と、診察室での話の聞き方
公開日:2026年10月5日 更新日:2026年10月5日
きょうだいを連れての受診は珍しいことではありませんが、医療機関によって同伴のルールや感染症への対応が違います。予約のときに同伴してよいかを確かめ、待ち時間の過ごし方を用意し、診察室では話を聞く大人とメモの役割を決めておくと落ち着いて聞けます。採血や鎮静を使う検査の日は、できれば預け先を考えておきましょう。
きょうだいを連れて行ってよいか、どう確かめる?
同伴のルールは医療機関によって違います。国立成育医療研究センターの外来の案内では、小児外来の付き添いの人数に制限はないとされる一方、救急外来は原則1名までとされています。大きな病院では、診療科や検査室によって入れる人数が決まっていることもあるため、予約のときに「下の子も一緒に行ってよいか」を尋ねておきましょう。
同じ案内では、受診する本人だけでなく、付き添いの家族に37.5度以上の熱、せき、鼻水、のどの痛み、下痢や吐き気などの症状がある日は、受診を控えるよう求めています。きょうだいも付き添いの家族に含まれると考え、当日の朝に体調を確かめてから出かけましょう。
出典 [1]
きょうだいが感染症にかかったときや、うつった可能性があるときは?
子どもの病院には、病気で免疫が弱くなっている子も通っています。埼玉県立小児医療センターは、受診する人に感染症の症状がある場合や療養中の場合に加えて、同居の家族や学校などに感染力の強い病気の人がいる場合も、来院の前に電話で連絡するよう求めています。
下の表は、同センターが、周りに発症した人がいる場合に来院前の連絡を求めている病気と期間の例です。基準は医療機関ごとに違うため、受診する医療機関の案内を確かめてください。きょうだいが熱を出して受診日が近いときの考え方は「検査の前日に熱が出たら:負荷試験や採血は延期する?病院への連絡のしかた」のコラムでも説明しています。
| 周りで発症した病気 | 来院前に連絡を求めている期間(発症した人が基準を満たした日から) |
|---|---|
| 麻疹(はしか) | 21日目になるまで |
| 水ぼうそう・帯状疱疹 | 21日目になるまで |
| 風疹 | 21日目になるまで |
| 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | 25日目になるまで |
| 百日咳 | 21日目になるまで |
出典 [2]
待ち時間は、どう過ごす?
初診や検査のある日は、受付から会計まで時間がかかることがあります。流れと時間の目安は「低身長の初診では何をする?受付から診察が終わるまでの流れと時間の目安」のコラムで説明しています。きょうだいが退屈しないよう、次のようなものを用意しておくと安心です。
待合では、具合の悪いほかの子どももいます。走り回ったり、おもちゃを貸し借りしたりする場面は避け、席の近くで過ごせるようにしましょう。院内で飲食ができる場所や、スマートフォンの使える場所は、医療機関の決まりに従ってください。
- 音の出ない遊び道具:絵本、シールブック、ぬりえ、小さなパズルなど
- イヤホン:動画を見る場合は、音がもれないように
- 飲み物と軽食:受診する子が検査の前で食事を止めている日は、目の前で食べさせない工夫を
- 着替えやおむつ:小さなきょうだいがいる場合
- 交代の段取り:大人が2人いれば、一人がきょうだいと外の空気を吸いに出られる
診察室では、どうすれば話を聞きもらさない?
診察室では、医師から成長曲線や検査の説明があり、聞きたいことを確かめる時間も限られています。厚生労働省の「診療情報の提供等に関する指針」は、医療従事者は患者などが理解を得やすいよう丁寧に説明するよう努めることとし、患者が未成年で判断が難しい場合、説明は親権者などに対して行うとしています。小さなきょうだいがいると、保護者の注意が分かれて、大事な説明を聞きもらしやすくなります。
大人が2人で行ける場合は、一人が話を聞き、もう一人がきょうだいを見るか、メモを取るという役割を決めておきましょう。1人で行く場合は、聞きたいことを3つほどに絞って紙に書き、診察のはじめに医師に渡す方法もあります。説明を録音したいときは、必ず先に医療機関の許可を取ってください。聞き返し方やメモの取り方は「診察の説明がよく分からなかったとき:その場での聞き返し方とメモ、あとから確かめる方法」のコラムで説明しています。
それでも話に集中できなかったときは、帰る前に「今日は何が分かって、次に何をすればよいか」だけでも確かめておくと、あとで迷いにくくなります。
出典 [3]
きょうだいの前で、話しにくいことは?
身長の診察では、きょうだいの身長や、家族の中での体格の違いが話題になることがあります。千葉大学医学部附属病院の小児科の問診票にも、家族の構成と、それぞれの病気を書く欄があります。弟や妹のほうが背が高い場合、比べる話が続くと、受診する子が傷つくこともあります。
きょうだいの前で話しにくいことは、事前にメモにしておき、「この件は子どもがいないところで話したい」と伝えましょう。下の子に身長を抜かれた場面の声かけは「弟や妹に身長を抜かれた:上の子の気持ちと、受診を考える目安」のコラムで説明しています。
出典 [4]
連れて行くきょうだいの気持ちにも、目を向けたほうがよい?
はい。慢性の病気がある子のきょうだいの体験を調べた研究をまとめた報告(European Journal of Pediatrics誌、2024年)では、親の注意が病気の子に向きやすく、きょうだいの気持ちが見落とされやすいと指摘されています。慢性の病気がある子のきょうだいについての研究をまとめた分析(Journal of Pediatric Psychology誌、2023年)では、悩みや行動面の問題はわずかに多い傾向がありましたが、差は小さいという結果でした。いずれも生活への影響がより大きい病気を多く含んでいます。
「お姉ちゃんの体の成長を、お医者さんに見てもらう日だよ」のように、何をしに行くのかを短く伝え、待ち時間を一緒に過ごしてくれたことに「ありがとう」と声をかけましょう。帰り道や家に帰ってから、きょうだいだけと過ごす時間を少しでも作ると、受診の日が「我慢するだけの日」になりにくくなります。
国立成育医療研究センターのチャイルドライフサービス室のように、病院の中で子どもと家族を支える専門職がいて、活動の一つにきょうだいへのサポートを挙げている医療機関もあります。家での説明のしかたは「治療をしていないきょうだいにどう説明する?家族の気持ちの配り方」のコラムも参考にしてください。
検査のある日は、預け先を考えたほうがよい?
採血や、成長ホルモンの分泌刺激試験、眠くなる薬を使うMRI検査などの日は、受診する子に付き添う時間が長くなり、きょうだいの相手をする余裕がなくなりがちです。日本小児科学会などの3学会がまとめたMRI検査時の鎮静に関する共同提言の同意書の例には、検査の前後に担当する大人が常に付き添うことが含まれています。帰宅の条件の一つも、家で見守りを続けられる保護者がいることです。
こうした日は、家族や知人、地域の一時預かりなど、きょうだいの預け先を早めに考えておきましょう。鎮静を使う検査の準備は「MRI検査で「眠くなる薬を使う」と言われたら:使う理由と、当日までに聞いておくこと」のコラムで、検査入院中の過ごし方は「検査入院中、子どもはどう過ごす?退屈や不安への工夫と付き添いの泊まり」のコラムで説明しています。
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きょうだいを連れて出かけるのが難しいときは?
まず身長の伸び方について相談したい場合は、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話)をご利用いただけます。ご自宅からつなげるため、きょうだいを連れて移動する必要がありません。1回目は保護者の方だけでもかまいません。お薬の処方を検討する2回目には、お子さまにも参加していただきます。ノビケアでは骨年齢のエックス線検査、分泌刺激試験、静脈からの採血は行っておらず、これらの検査が必要と考えられる場合は対面の医療機関をご紹介します。予約は公式LINEから受け付けています。
きょうだいを連れての受診についてよくある質問
Q. 赤ちゃんを抱っこしたまま診察室に入ってもよいですか?
A. 多くの場合は問題ありませんが、診察や身長の測定のときに手がふさがると困ることがあります。ベビーカーや抱っこひもを使い、測定のときは看護師に手伝いを頼んでもよいでしょう。医療機関の決まりは予約のときに確かめてください。
Q. きょうだいも一緒に身長を測ってもらえますか?
A. きょうだいの身長も見てほしい場合は、その子も受診の対象にできるかを、予約のときに医療機関に相談しましょう。記録を持っていくと話が進めやすくなります。きょうだいで身長が違う理由は「きょうだいで身長が違うのはなぜ?遺伝と成長の時期の考え方」のコラムで説明しています。
Q. きょうだいが予防接種のあとで、少し熱があります。
A. 熱やせきなどの症状がある家族は、付き添いを控えるよう求める医療機関があります。受診する医療機関に連絡して、どうすればよいかを確かめてください。
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まとめ
きょうだいを連れて受診するときは、同伴してよいかと、感染症で事前に連絡が必要な場合を医療機関に確かめましょう。待ち時間の遊び道具と、診察室で話を聞く人・メモを取る人の役割を決めておくと、説明を聞きもらしにくくなります。検査の日は預け先を考え、連れて行ったきょうだいにも感謝の言葉と一緒の時間を届けましょう。
お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。
公式LINEで無料相談を予約するこの記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。
参考にした資料
- 国立成育医療研究センター「外来受診のご案内」(付き添いの人数、本人・付き添いの家族に症状がある場合の受診の控え)
- 埼玉県立小児医療センター「診療のご案内」(感染症の症状がある場合や、同居の家族などに流行性の病気がある場合の来院前の連絡)
- 厚生労働省「診療情報の提供等に関する指針」
- 千葉大学医学部附属病院「小児科外来初診時問診票」(PDF、2024年5月版。発育、予防接種、妊娠中・出産時のこと、家族構成などの項目)
- European Journal of Pediatrics「Experiences of siblings of children with chronic pediatric conditions: a qualitative systematic review」(Tan RB ほか、2024年、23研究・きょうだい269人、PubMed)
- Journal of Pediatric Psychology「Behavior Problems, Self-Esteem, and Prosocial Behavior in Siblings of Children With Chronic Physical Health Conditions: An Updated Meta-Analysis」(Pinquart M、2023年、216研究、PubMed)
- 国立成育医療研究センター「チャイルドライフサービス室」(活動の一つとしてきょうだいサポート)
- 日本小児科学会・日本小児麻酔学会・日本小児放射線学会「MRI検査時の鎮静に関する共同提言」(2020年2月23日改訂版、日本小児科学会雑誌124巻4号、PDF)
- ノビケア「成長ホルモン治療について」(費用・副作用・適応外使用)
- ノビケア「お問い合わせ」