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小学2年生の男の子の身長:平均と「低い」の目安、相談したほうがよい場合

公開日:2026年10月4日 更新日:2026年10月4日

文部科学省の令和7年度学校保健統計では、4月1日の時点で7歳の男の子(小学2年生にあたります)の平均身長は122.7cm、標準偏差は5.22cmです。低身長の目安になる−2SDの値は、2000年のデータにもとづく基準で、7歳0か月が109.5cm、8歳0か月が114.7cmです。2年生になると、1年生と2年生の学校の記録から、1年間の伸びを計算できるようになります。身長の高さとあわせて、伸びる速さも見ていきましょう。

小学2年生の男の子の平均身長は?

学校保健統計調査は、学校の健康診断の結果をもとに文部科学省が毎年まとめている統計です。最新の令和7年度の結果は令和8年2月13日に公表され、年齢は令和7年4月1日時点の満年齢です。小学2年生はほぼ7歳にあたります。

7歳の男の子の平均身長は122.7cm、標準偏差は5.22cmでした。6歳(1年生)の平均は116.6cm、8歳(3年生)の平均は128.3cmで、年齢ごとの平均の差は6.1cm、5.6cmです。

ただし、これは同じ年度に別々の子どもを測った平均どうしの差で、一人の子を追いかけて測った伸びではありません。わが子の伸びは、わが子の記録どうしで計算します。

年齢(令和7年4月1日時点)男の子の平均身長標準偏差
6歳(小学1年生)116.6cm4.97cm
7歳(小学2年生)122.7cm5.22cm
8歳(小学3年生)128.3cm5.51cm

出典 [1] [2]

「低身長」の目安は、何cmくらい?

低身長かどうかは、同じ性別・年齢の基準と比べて−2SD以下かどうかを目安にします。日本小児内分泌学会によると、−2SD以下の子どもは100人のうち2〜3人くらいです。

−2SDの値は、日本小児内分泌学会などが2000年のデータをもとに作った基準で決まっています。小児慢性特定疾病情報センターの表では、男の子の−2.0SDの値は7歳0か月で109.5cm、8歳0か月で114.7cmです。学校保健統計の平均(令和7年度)とは、もとになったデータの年が違います。低身長にあたるかどうかは、基準の成長曲線に測った日の年齢で点を置いて確かめます。

年齢男の子の−2.0SD値(2000年のデータにもとづく基準)
7歳0か月109.5cm
8歳0か月114.7cm

出典 [3] [4]

2年生で、初めて分かることは?

学校の定期の健康診断は、学校保健安全法施行規則で毎学年6月30日までに行うことになっています。1年生の春と2年生の春の記録がそろうと、学校の記録どうしで、初めて1年間の伸びを計算できます。同じ学校で、同じ測り方で測った値なので、比べやすい組み合わせです。

ただし、測った日は学年によってずれることがあります。たとえば1年生は6月、2年生は5月に測っていれば、間隔は11か月です。この間に5.5cm伸びていたら、5.5÷11×12で、1年あたり約6.0cmと考えます。間隔をそろえずに比べると、伸びが実際より大きく見えたり小さく見えたりします。測った日が分からないときは、保健室に尋ねてみましょう。

入学前の記録(母子健康手帳や園の記録)もあれば、2年分の伸びを並べて見られます。1年だけ小さかったのか、続けて小さいのかで、意味が変わります。

出典 [5] [6]

1年にどのくらい伸びていれば目安どおり?

国立保健医療科学院に掲載されている「乳幼児身体発育曲線の活用・実践ガイド」は、思春期の前の1年の伸びを約5〜6cmとしています。7〜8歳の男の子の多くは、まだ思春期の前で、毎年おおむね同じくらいのペースで伸びていきます。

伸びの低いほうの目安には、小児慢性特定疾病情報センターの成長速度基準表があります。男の子の−1.5SDの値は、7歳0か月で4.4cm、8歳0か月で4.1cmです。成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断の手引きでは、身長が範囲内でも、1年の伸びが2年以上続けて−1.5SD以下であることを、主な症状の一つに挙げています。

1回の測定には誤差があり、1年だけ目安を下回ったことで判断するものではありません。ただ、2年生は入学前からの2年分の伸びを確かめられる時期です。4cm台かそれより小さい伸びが続いているときは、記録を持って相談しましょう。くわしくは「1年で4cmしか伸びないのは少ない?」のコラムで説明しています。

出典 [7] [8] [9]

早生まれの子は、どう見ればよい?

小学2年生の4月の時点では、4月2日生まれの子はちょうど8歳、翌年4月1日生まれの子は7歳になったばかりです。上の表のとおり、−2SDの値は7歳0か月と8歳0か月で5.2cm違います。同じ2年生の中でも、誕生日によって比べる基準が大きく変わります。

たとえば2月生まれの子が2年生の5月に測った値は、7歳3か月ごろの位置に点を置きます。学年から「8歳くらい」と考えて点を置くと、実際より低く見えてしまいます。背の順で前のほうでも、測った日の年齢で見ると基準の範囲に入っていることはよくあります。くわしくは「早生まれの子は背が低い?」のコラムで説明しています。

出典 [4]

この時期の男の子で、ほかに見ておきたいことは?

思春期早発症の診断の手引きでは、男の子で9歳未満に精巣や陰茎の明らかな発育が見られることなどを、思春期早発症を考える症状に挙げています。2年生で急に伸びが速くなり、体の変化に気づいた場合は、背が高めでも早めに相談しましょう。

反対に、父親など家族に思春期が遅かった人がいる場合は、小学校高学年から中学生のころに、まわりより遅れて伸びることがあります。相談のときに役立つので、両親の身長とあわせて、両親の思春期が早かったか遅かったかも聞いておきましょう。

両親の身長からは、大人になったときの身長の目安を出すことができます。サイト内の計算ツール「両親の身長から、子どもの大人の身長の目安を計算する」(このページの下にあります)で計算できます。目安には上下に幅があり、その子の将来の身長を決めるものではありません。

出典 [10]

どんなときに、小児科で相談したほうがよい?

次のような場合は、1年生と2年生の学校の記録、母子健康手帳を持って小児科で相談しましょう。学校から成長曲線のお知らせが届いたときの準備は「学校の健康診断で「成長曲線で気になる」と言われたら」のコラムで説明しています。

強い頭痛や何度も吐く、けいれん、見え方がおかしいといった症状があるときは、身長の相談とは別にすぐ医療機関を受診し、急ぐときは119番に連絡してください。

記録を見て気になる点があれば、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話)で、お手元の記録を見ながらご相談いただけます。1回目は保護者の方だけでもかまいません。お薬の処方を検討する2回目には、お子さまにも参加していただきます。

出典 [4] [8] [11]

小学2年生の男の子の身長についてよくある質問

Q. 1年生から2年生で5cm伸びていました。少ないでしょうか?

A. 成長速度基準表の−1.5SDの値(7歳0か月で4.4cm)は上回っています。測った日の間隔で1年あたりに直し、その前の年の伸びとも比べてみましょう。続けて小さくなっているときは相談してください。

Q. 家で毎月測ると、伸びたり縮んだりします。

A. 1か月の伸びはとても小さく、測る時間帯や姿勢の違いのほうが大きく出ることがあります。家で測るときは同じ時間帯・同じ方法で、半年から1年の単位で比べましょう。

Q. 少年野球やサッカーを始めると、背の伸びは変わりますか?

A. 競技によって背の伸びが変わるかについては、「サッカー・野球・バスケ・バレーと身長」のコラムで説明しています。運動は体づくりの面で大切ですが、身長のためだけに競技を選ぶ必要はありません。

出典 [8]

まとめ

令和7年度の学校保健統計では、7歳の男の子の平均身長は122.7cm(標準偏差5.22cm)です。低身長の目安の−2SDは2000年のデータにもとづく基準で、7歳0か月で109.5cm、8歳0か月で114.7cmです。2年生は学校の記録で1年の伸びを計算できるようになる学年なので、測った日の間隔をそろえて伸びを確かめ、小さい年が続くときは相談しましょう。

出典 [1] [4]

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 文部科学省「令和7年度学校保健統計(学校保健統計調査の結果)について公表します」(PDF、令和8年2月13日)
  2. 政府統計の総合窓口(e-Stat)「学校保健統計調査 令和7年度 全国表 1 年齢別 都市階級別 設置者別 身長・体重の平均値及び標準偏差」
  3. 日本小児内分泌学会「低身長」
  4. 小児慢性特定疾病情報センター「標準身長の−2.0SD値」(PDF)
  5. e-Gov法令検索「学校保健安全法施行規則」(第5条)
  6. e-Gov法令検索「学校保健安全法施行規則」(第7条 健康診断の方法及び技術的基準:身長の測り方)
  7. 国立保健医療科学院掲載「乳幼児身体発育曲線の活用・実践ガイド」(令和3年3月、厚生労働行政推進調査事業、PDF)
  8. 小児慢性特定疾病情報センター「成長速度基準表(標準身長の−1.5SD値)」(PDF)
  9. 小児慢性特定疾病情報センター「成長ホルモン(GH)分泌不全性低身長症(脳の器質的原因によるものを除く。) 診断の手引き」
  10. 小児慢性特定疾病情報センター「ゴナドトロピン依存性思春期早発症 診断の手引き」
  11. ノビケア「お問い合わせ」