ノビケア トップ > コラム > 年齢別の平均身長

年齢別の平均身長読む時間 約6分

1歳の平均身長は?1歳前半・後半の目安と伸び方

公開日:2026年10月3日 更新日:2026年10月3日

こども家庭庁の令和5年乳幼児身体発育調査では、1歳0〜6か月未満の平均身長は男の子76.2cm、女の子75.1cmです。1歳6〜12か月未満では男の子81.9cm、女の子80.9cmです。1歳の1年間も平均で10cm前後伸びる時期なので、一度の数字より、健診ごとの伸び方を見ることが大切です。

1歳の平均身長はどのくらい?

令和5年乳幼児身体発育調査は、こども家庭庁が令和5年9月に行った全国調査です。この調査では、1歳台の結果を「1歳0〜6か月未満」と「1歳6〜12か月未満」の2つに分けて示しています。

平成22年の前回調査では1歳台の結果を1か月ごとに出していましたが、令和5年調査では精度を高めるために調査地区の割り振りを見直し、2歳以上と同じ6か月ごとの区分にしたと説明されています。そのため、1歳台は半年ごとの平均で見ることになります。

表のとおり、1歳前半と後半の平均の差は、男女とも約6cmです。0歳のころほどではありませんが、1歳もまだよく伸びる時期です。

表の値は、それぞれの区分に入る子どもの平均です。たとえば1歳0〜6か月未満の値には、1歳になったばかりの子どもから1歳半近い子どもまでが含まれています。

年齢男の子の平均身長女の子の平均身長
1歳0〜6か月未満76.2cm75.1cm
1歳6〜12か月未満81.9cm80.9cm
(参考)2歳0〜6か月未満86.3cm85.4cm

出典 [1] [2]

平均と比べてどのくらいの差なら、よくあること?

同じ調査では、身長のパーセンタイル値も公表されています。3パーセンタイルから97パーセンタイルの間に、全体の94%の子どもが入ります。

1歳0〜6か月未満の男の子では、3パーセンタイルが71.6cm、97パーセンタイルが81.1cmで、10cm近い幅があります。女の子でも70.3cmから80.0cmです。同じ「1歳前半」でも、身長にはこれだけの幅があります。

平均より数cm低いことは、珍しいことではありません。ただし、3パーセンタイルを下回るときや、前回の健診から曲線の位置が大きく下がっているときは、医師に確認してもらいましょう。

パーセンタイルは、同じ区分の子どもを小さいほうから並べたときの位置を表します。50パーセンタイル(中央値)は平均値と近い値ですが、同じではありません。

年齢男の子(3〜50〜97パーセンタイル)女の子(3〜50〜97パーセンタイル)
1歳0〜6か月未満71.6〜76.5〜81.1cm70.3〜75.3〜80.0cm
1歳6〜12か月未満76.7〜82.1〜87.2cm75.6〜81.0〜86.2cm

出典 [1] [2]

1歳の1年間で、どのくらい伸びる?

平均値で比べると、1歳0〜6か月未満から2歳0〜6か月未満までの差は、男の子で10.1cm、女の子で10.3cmです。0歳の1年間の伸びと比べると小さくなりますが、まだ大きく伸びる時期だと分かります。

ただし、この差は年齢ごとに別の子どもを測った平均の比較です。一人ひとりの伸び方は、健診や受診のたびの記録を並べて確かめる必要があります。

1歳ごろは、歩き始めて体つきがすらりとして見える時期でもあります。見た目の印象だけで「伸びていない」と判断せず、測った数字で確認しましょう。

1歳台で歩くようになると、体重の増え方がゆるやかになる子もいます。身長と体重をそれぞれの曲線で見て、どちらかが大きく外れていないかを確かめましょう。

出典 [2]

1歳6か月児健診では、何を見る?

母子保健法では、市町村が満1歳6か月を超え満2歳に達しない幼児に健康診査を行うことになっています。身体の発育の状況や栄養の状態は、この健診で確認する項目に定められています。

健診で測った身長と体重は、母子健康手帳に記録されます。0歳のころの記録と合わせて発育曲線に点を打つと、伸び方の流れが見えやすくなります。

1歳台は、身長だけでなく歩くこと、言葉など発達の面も見てもらう時期です。令和5年調査では、生後1年4〜5か月未満の子どもの90%以上が「ひとり歩き」ができると回答しています。気になることは、身長以外のことも一緒に相談してかまいません。

健診のあとに経過を見ることになった場合も、次の健診まで記録を続けておくと、伸び方の確認に役立ちます。

出典 [3] [2]

1歳の身長は、立たせて測る?寝かせて測る?

こども家庭庁が掲載している「乳幼児身体発育評価マニュアル」では、2歳未満の子どもは、あおむけに寝かせて身長計で測るとしています。1歳台はまだ寝かせて測る時期です。

1歳の子どもはじっとしていることが苦手で、測るたびに数値がぶれやすくなります。マニュアルでも、測った値がふだんと大きく違うときは、測り直して確かめるよう勧めています。

家庭で測った値は、あくまで目安と考えましょう。比べるときは、健診や医療機関で測った値どうしを並べるほうが、伸び方を正しく読み取りやすくなります。

出典 [3]

1歳の記録は、どうまとめておくといい?

1歳台は、1歳6か月児健診のほかに、予防接種や小児科の受診で身長を測る機会があります。測った値は、日付と一緒に母子健康手帳の記録欄に書き込んでおきましょう。

受診先で測ってもらった値は、その場でメモしておかないと、あとで分からなくなりがちです。スマートフォンのメモなどに、日付・身長・体重を一行ずつ残しておくのも一つの方法です。

記録の点が増えるほど、伸び方の流れがはっきりします。数か月おきの記録を並べ、発育曲線に沿っているか、曲線から離れていないかを確かめましょう。

出典 [3]

どんなときに小児科に相談する?

健診で身長が小さいと言われたとき、前の健診から伸びが少ないと感じるとき、体重が増えないときは、かかりつけの小児科に相談しましょう。小さく生まれた子どもは、その後の伸びを見ていく必要があります。日本小児内分泌学会は、多くの場合3歳までに身長が追いつくと説明しています。

食欲が落ちている、下痢が続く、元気がないなど、身長以外の変化があるときも早めに受診してください。急にぐったりした、けいれんを起こしたといったときは、119番や救急外来を利用してください。

受診のときは、母子健康手帳を持っていきましょう。出生時からの身長・体重の記録がそろっていると、医師が経過を判断しやすくなります。身長の伸び方が気になる場合は、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話、0円)で、記録を見ながらご相談いただくこともできます。

なお、日本小児内分泌学会は、成長の評価には2000年のデータで作られた成長曲線を使うと説明しています。最新の平均値とは少しずれることがあるので、位置の評価は医師に任せましょう。

出典 [4] [5]

1歳の平均身長についてよくある質問

Q. 1歳半健診で「小柄ですが様子を見ましょう」と言われました。

A. 小柄でも、発育曲線に沿って伸びていれば経過を見ることが多いです。次の健診や受診まで、身長と体重の記録を続けておきましょう。伸び方が落ちてきたと感じたら、その時点で相談してかまいません。

Q. 兄や姉の1歳のころより小さいのですが、大丈夫ですか?

A. きょうだいでも身長の伸び方は違います。比べるなら、きょうだいではなく、その子自身の記録の流れで見ましょう。

Q. 1歳で平均より大きい子は、将来も背が高くなりますか?

A. 1歳時点の身長だけで、大人になったときの身長は分かりません。成長の速さや思春期の時期など、その後の多くの要素で変わります。

まとめ

令和5年乳幼児身体発育調査では、1歳の平均身長は前半で男の子76.2cm・女の子75.1cm、後半で男の子81.9cm・女の子80.9cmです。パーセンタイルの幅は広いので、平均との差よりも健診ごとの伸び方を確かめ、気になるときは小児科に相談しましょう。

出典 [2]

お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

公式LINEで無料相談を予約する

両親の身長から、大人の身長の目安を計算する

この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」
  2. こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査 調査結果の概要」(PDF)
  3. こども家庭庁掲載「乳幼児身体発育評価マニュアル」(令和3年3月改訂、PDF)
  4. 日本小児内分泌学会「低身長」
  5. ノビケア「お問い合わせ」