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低身長の基準と受診の目安読む時間 約6分

専門外来の予約が数か月先:待つあいだにできることと、早めに受診したほうがよいサイン

公開日:2026年10月5日 更新日:2026年10月5日

身長の伸びは、数か月から1年の単位で見ていくものなので、多くの場合、予約までの期間は記録をそろえる時間として使えます。同じ条件で身長を測り、母子健康手帳や学校の記録を集め、聞きたいことをまとめておきましょう。一方で、頭痛や吐き気をくり返す、見え方がおかしい、のどが渇いて尿が多いといった症状があるときは、予約日を待たずに紹介元の医師に連絡してください。

専門外来の予約が先になるのは、めずらしいこと?

子どもの低身長をくわしく調べる外来は、小児内分泌を専門とする医師が担当することが多く、そうした医師がいる医療機関は地域によって限られます。そのため、紹介状を持って予約を取ろうとすると、数か月先の日にちを案内されることもあります。

日本小児内分泌学会は、学会に所属する内分泌代謝科(小児科)専門医の一覧や、成長障害の診療を行っている施設の一覧を公開しています。予約が先になったからといって、紹介先の判断が軽いということではありません。紹介状の頼み方や紹介先の選び方は「低身長で専門の病院に紹介してもらうには」のコラムで説明しています。

出典 [1] [2]

数か月待っても、身長の評価に困らない?

身長の伸び方を正しく評価するには、ある程度の期間をあけた記録が必要です。米国家庭医学会誌の総説は、1年あたりの伸び(成長率)を求めるには、少なくとも3〜6か月、できれば6〜12か月あけた2回の測定が必要だとしています。

日本小児内分泌学会は、身長が基準の範囲から大きく外れている場合や、伸びが落ちてきている場合に、早めに小児科に相談するよう勧めています。紹介元の医師が「数か月先の予約でよい」と判断している場合は、その間の記録が専門外来での評価の材料になります。ただ、待っているあいだに新しい症状が出たときは、話が別です。後の見出しで説明するサインに当てはまるときは、予約日を待たずに連絡しましょう。

出典 [3] [4]

待つあいだに、家でしておけることは?

専門外来の初診では、これまでの伸び方を記録で確かめることから始まります。待つ期間を使って、次のことを進めておきましょう。測り方のこつは「家で身長を測るなら何か月ごと?」のコラムで説明しています。

出典 [5] [3]

紹介状や検査の結果は、どう準備しておく?

紹介状(診療情報提供書)は、紹介元の医師から紹介先の医師にあてた文書です。封がしてある場合は開けずに、そのまま持っていきます。紹介元で血液検査や骨のエックス線検査を受けている場合は、結果の写しや画像を持っていけるか、紹介状に入っているかを確かめておくと安心です。

予約の日が近づいたら、受付の時間、持ち物、保険証や医療証、子どもの医療費助成の受給者証が必要かを、病院の案内で確かめましょう。初診の日の流れは「低身長の初診では何をする?」のコラムで説明しています。

待つあいだにほかの病気で受診したり、新しい薬を使い始めたりした場合は、その日付と内容も記録に加えておきましょう。初診の日は、子どもが空腹や待ち時間で疲れることもあるため、軽い飲み物や静かに過ごせる本などを用意しておくと安心です。

予約日を待たずに連絡したほうがよいサインは?

低身長の多くは体質によるものですが、まれに、脳の腫瘍やホルモンの病気が隠れていることがあります。たとえば頭蓋咽頭腫という脳の腫瘍について、日本小児脳神経外科学会の解説は、子どもでは頭蓋内の圧が上がることによる頭痛や吐き気が初めの症状として一般的で、視力の障害、尿崩症(尿が多くなる病気)、成長の障害なども見られるとしています。

次のような様子があるときは、予約日を待たずに、紹介元の医師に連絡して相談してください。当てはまるかどうか迷うときも、連絡してかまいません。

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気になる症状があったら、どこに連絡する?

まずは紹介状を書いてくれた、かかりつけの小児科に連絡し、どんな症状がいつからあるかを伝えましょう。必要と判断されれば、紹介先と連絡をとって受診を早められないか相談してもらえることがあります。紹介先の予約窓口に、症状が出たことを伝えて相談するのも一つの方法です。

夜間や休日に子どもの症状でどうしたらよいか迷うときは、子ども医療電話相談(#8000)で、小児科医や看護師に相談できます。激しい頭痛が続く、何度も吐く、けいれんした、意識がおかしいといったときは、迷わず119番に連絡してください。

出典 [9]

予約を早めたいときや、ほかの医療機関も考えたいときは?

症状がなくても、早めに受診したい事情があるときは、予約の窓口で、キャンセルが出たときに連絡してもらえるかを尋ねてみましょう。学校の長い休みの時期など、こちらの都合に合わせやすい日を伝えておくと、調整してもらえることがあります。

通いやすさも含めて別の医療機関を考えたい場合は、かかりつけの医師に相談し、紹介先を変えられるかを確かめましょう。複数の病院に同時に予約を入れたままにすると、ほかに待っている子どもの受診も遅れます。予約を変えたり取り消したりするときは、早めに連絡してください。

出典 [2]

待つあいだ、子どもにはどう声をかける?

受診の日が先だと、子どもが「どこか悪いの?」と不安を抱えたまま過ごすことがあります。「元気に育っているかを、くわしい先生に見てもらう日」と、責めない言い方で伝えておきましょう。身長を測る日を家族の決まりごとにして、伸びた分を一緒に記録すると、子どもも受診の意味を理解しやすくなります。年齢に合わせた伝え方は「子どもに「身長の病院に行く」とどう伝える?」のコラムで紹介しています。

待つあいだに、記録を見ながら話を整理しておきたいときは、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話)でもご相談いただけます。1回目は保護者の方だけでもかまいません。お薬の処方を検討する2回目には、お子さまにも参加していただきます。保険診療の対象になりうる場合は、対面の医療機関をご紹介しています。予約は公式LINEから受け付けています。

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専門外来の予約を待つあいだについてよくある質問

Q. 待っているあいだに、身長を伸ばすためにできることはありますか?

A. 特別なことより、食事、睡眠、体を動かすことを、ふだんどおり大切にしましょう。サプリメントなどを新しく始める場合は、専門外来の受診のときに伝えてください。

Q. 予約の前に、紹介元でもう一度測ってもらったほうがよいですか?

A. 家で同じ条件で測った記録でも役に立ちます。紹介元で次の受診を勧められている場合は、その予定に合わせて測ってもらいましょう。

Q. 予約日まで間があるので、紹介状の日付が古くなりませんか?

A. 気になる場合は、紹介元の医師か紹介先の窓口に確かめてください。待つあいだに症状が出たり、ほかの病院を受診したりしたときは、その内容をメモして当日に伝えましょう。

まとめ

専門外来の予約までの期間は、同じ条件で身長を測り、これまでの記録と聞きたいことをそろえる時間として使えます。頭痛や吐き気をくり返す、見え方がおかしい、のどが渇いて尿が多い、伸びが止まったといったサインがあるときは、予約日を待たずに紹介元の医師に連絡してください。

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お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 日本小児内分泌学会「当学会に所属している、内分泌代謝科(小児科)専門医」
  2. 日本小児内分泌学会「当学会評議員が成長障害の診療を行っている施設」(PDF)
  3. American Family Physician「Evaluation of Short and Tall Stature in Children」(米国家庭医学会誌の総説、2015年)
  4. 日本小児内分泌学会「低身長」
  5. 日本小児内分泌学会「成長評価用チャート・体格指数計算ファイル ダウンロードサイト」
  6. 日本小児脳神経外科学会「頭蓋咽頭腫」(病気の解説、PDF)
  7. 小児慢性特定疾病情報センター「頭蓋咽頭腫 概要」
  8. 日本小児内分泌学会「思春期早発症」
  9. 厚生労働省「上手な医療のかかり方」「子どもの症状は♯8000」
  10. ノビケア「お問い合わせ」