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検査の前日に熱が出たら:負荷試験や採血は延期する?病院への連絡のしかた

公開日:2026年10月5日 更新日:2026年10月5日

検査の前日に熱が出たら、受けるかどうかを家庭で決めずに、まず検査を受ける医療機関に連絡しましょう。かぜや発熱で体調が悪いときは、検査のための入院が延期になることがあると案内している病院があります。連絡のときは、熱の高さと測った時刻、ほかの症状、飲んだ薬、周りでの感染症の流行を伝えると、判断が早くなります。

前日に熱が出たら、検査は延期になる?

延期になるかどうかは、検査の種類と子どもの様子を見て、医療機関が決めます。国立成育医療研究センターの入院の案内では、かぜや発熱、下痢などで体調が悪い場合は、手術や検査のための入院が延期になることがあるとし、症状がある場合は必ず担当の医師に連絡するよう求めています。

宝塚市立病院の成長ホルモン負荷試験の入院計画表では、検査の日の目標として「血圧、体温が安定し、検査が受けられる」ことが挙げられています。広島赤十字・原爆病院の入院計画表には、体調の変化が特になければ予定どおり検査を行うと書かれています。どちらも、検査の前に体調を確かめることを前提にしています。

反対に、少しの鼻水だけなど、予定どおり受けられることもあります。「熱があるから自分の判断で休む」「せっかく予約したから黙って行く」のどちらもせず、医療機関の判断を仰ぐのが基本です。

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体調が悪いと、検査を見送ることがあるのはなぜ?

成長ホルモンの分泌刺激試験(負荷試験)は、前の晩から食事を控え、薬を使ったあと2時間ほどベッドで安静にして、何回か採血する検査です。広島赤十字・原爆病院の計画表では、薬の種類によって眠気や吐き気、元気がないなどの副作用が出ることがあるとし、検査のあとは低血糖にならないよう、出された食事を必ず食べるよう案内しています。熱で食べられない、吐いているといった状態では、こうした準備や安全の確認が難しくなります。

体調が悪いときの値が、ふだんの体の状態をそのまま表しているとは限らないことも理由の一つと考えられます。分泌刺激試験の結果は、甲状腺の働きや肥満、飲んでいる薬などでも左右されることがあると、診断の手引きは注意を促しています。

入院して受ける検査では、ほかの子どもへの感染を防ぐことも大切です。国立成育医療研究センターは、水ぼうそう、おたふくかぜ、風疹、はしかなどにかかっている場合や、かかった人と接触があった場合は、予防接種が済んでいるか、すでにかかったことがある場合を除き、原則として接触した日から4週間は入院できないとしています。

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病院には、いつ、どこに連絡する?

熱に気づいたら、できるだけ早く連絡しましょう。前日の日中なら、予約票や入院の案内に書かれた番号に電話します。外来と病棟のどちらに連絡するかは、医療機関によって違うため、案内の紙で確かめてください。担当の医師に連絡するよう求めている病院もあります。

夜に熱が出て、医療機関の受付時間が終わっている場合は、案内に夜間の連絡先が書かれていればそれに従い、書かれていなければ翌朝の受付開始とともに電話します。検査の連絡とは別に、子どもの具合そのものが心配で受診すべきか迷うときは、小児科の医師や看護師に相談できる子ども医療電話相談(#8000)を使えます。

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電話では、何を伝えればよい?

電話の前に、次のことをメモしておくと、短い時間で正確に伝えられます。

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解熱剤を使ってもよい?熱が下がったら受けられる?

つらそうなときに解熱剤を使うことは、ふだんの対応と同じで構いませんが、使ったことは必ず伝えてください。解熱剤で熱が下がっていても、体調が戻ったとは限らないためです。熱が下がったあとに予定どおり受けられるかは、病名や下がってからの日数を聞いたうえで医療機関が決めます。

インフルエンザなど学校で出席停止になる感染症にかかった場合は、その期間も目安になります。学校保健安全法施行規則では、インフルエンザは発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで、新型コロナウイルス感染症は発症した後5日を経過し、かつ症状が軽快した後1日を経過するまでなどと定めています。これは学校に出席するための基準で、検査を受けられる日の基準は医療機関ごとに決まっています。

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延期が決まったら、何をすればよい?

新しい日程が決まったら、食事を控える時間や、当日の持ち物を改めて確かめましょう。前回の案内と変わることもあります。食事の決まりは「低身長の採血の前に朝ごはんは食べていい?」のコラムでまとめています。

学校を休む連絡や、付き添いの仕事の調整、きょうだいの預け先も、日程に合わせてやり直しになります。学校への伝え方は「負荷試験の検査入院で学校を休むとき」のコラムで説明しています。

延期で心配なのは、診断や治療の判断が遅れることかもしれません。延期によって困ることがあるかどうかは、遠慮せずに医師に尋ねましょう。待つあいだも、家庭や学校での身長の記録は、測った日付とともに続けておくと役立ちます。

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当日の朝に具合が悪くなったら?

家を出る前に熱や吐き気に気づいたら、出発する前に電話で相談してください。病院に着いてから気づいた場合は、受付や看護師にすぐ伝えます。検査の途中で気分が悪くなったときも、がまんせずに速やかに看護師に知らせるよう、宝塚市立病院の計画表でも案内されています。

ぐったりして反応が弱い、けいれんが止まらない、息が苦しそうといった様子があるときは、検査のことは後回しにして、迷わず119番に連絡してください。

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検査の前の週から、できる備えは?

日程が決まった検査を予定どおり受けるために、前の週から少し体調に気を配っておくと安心です。熱が出ること自体は防ぎきれませんが、慌てずに連絡できるよう準備しておくことはできます。

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検査が必要かどうかから相談したいときは?

ノビケアはオンライン診療のため、分泌刺激試験や静脈からの採血は行っていません。医師が必要と判断した場合に、ご自宅で指先の血液と尿を採る郵送検査を行います。郵送検査の前に体調を崩したときも、自己判断せずにご相談ください。

身長の伸び方が気になり、どんな検査が必要かから相談したい場合は、医師による無料相談(ビデオ通話)でお話をうかがいます。1回目は保護者の方だけでもかまいません。お薬の処方を検討する2回目には、お子さまにも参加していただきます。予約は公式LINEから受け付けています。

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検査の前日の発熱についてよくある質問

Q. 37度台の微熱でも連絡したほうがよいですか?

A. どのくらいの熱なら予定どおりにするかは、医療機関によって違います。迷ったら連絡して判断を仰ぐほうが、当日になって受けられないことを防げます。

Q. 本人は元気ですが、きょうだいがインフルエンザになりました。

A. 家族の中の感染症も、必ず伝えてください。入院して受ける検査では、ほかの子どもへの感染を防ぐため、本人に症状がなくても日程を変えることがあります。

Q. 何度も延期になってしまいます。

A. 感染症がはやりやすい時期を避けられるかや、検査の進め方を変えられるかを、医師に相談してみましょう。延期が続いても、記録を集めておけば判断の材料は増えていきます。

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まとめ

検査の前日に熱が出たら、受けるかどうかを家庭で決めず、早めに医療機関に連絡しましょう。熱の高さと時刻、ほかの症状、飲んだ薬、周りの流行を伝えると判断が早くなります。延期になったら、食事の決まりや学校への連絡を新しい日程で確かめ直してください。

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お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 国立成育医療研究センター「入院の流れ」(持ち物のお薬手帳・母子手帳、入院中にほかの医療機関や調剤薬局で処方を受けることは原則できないこと)
  2. 宝塚市立病院 小児科「成長ホルモン負荷試験を受けられる患者さんへ」(入院計画表、PDF、平成29年2月改訂)
  3. 広島赤十字・原爆病院 小児科「成長ホルモン分泌刺激試験で入院される方へ」(入院計画表、PDF、2020年6月作成)
  4. 小児慢性特定疾病情報センター「成長ホルモン(GH)分泌不全性低身長症(脳の器質的原因によるものを除く。) 診断の手引き」
  5. 厚生労働省「上手な医療のかかり方」「子どもの症状は♯8000」
  6. e-Gov法令検索「学校保健安全法施行規則」(第18条 感染症の種類、第19条 出席停止の期間の基準)
  7. ノビケア「お問い合わせ」