低身長の原因と成長ホルモンのしくみ
体質か、病気か。原因の見分け方と、成長ホルモンのはたらき、検査のこと。
63本のコラム
- 成長ホルモン治療を受けるクリニックを選ぶときに確認することは?原因を調べてから治療を考えるか、適応外使用の説明はあるか。費用・副作用・やめる基準も事前に確認を。
- スポーツ選手を目指す子の成長ホルモン治療はドーピングになる?成長ホルモンは常に禁止されている物質です。治療ならTUEの手続きが要るので、始める前に医師と確認を。
- 低身長の種類は?体質・家族性・病気によるものいちばん多いのは家族性や体質によるもの。病気が原因のこともあり、記録と検査で医師が見分けます。
- 病気が原因の低身長に気づくサインは?一番大事なのは、伸びるスピードが落ちてくること。疲れやすい、のどが渇くといった体のサインもあります。
- 「様子を見ましょう」と言われたら、次に何を確認する?何もしない、という意味ではありません。次の受診時期と、早めに来るべき変化をその場で聞いておきましょう。
- 成長ホルモンとは?どこで作られ、何をする?脳の下垂体で作られ、骨を伸ばす働きをします。身長が伸び終わったあとも、代謝や筋肉の維持に関わります。
- 成長ホルモンの分泌を増やす方法はある?家庭で分泌を増やせると確かめられた方法はありません。サプリやアミノ酸も、学会は効果なしとしています。
- 成長ホルモンが不足するとどうなる?気づくサインは?身長の伸びるスピードが落ち、乳幼児では低血糖を起こすことも。ほかの症状ははっきりしないことが多いです。
- ぜんそくの吸入ステロイドは身長に影響する?使い始めの1年ほど、伸びが1〜2cm抑えられることも。最終身長には影響しないとされ、自己判断でやめないで。
- ストレスは身長に影響する?強いストレスが長く続く環境では、伸びが悪くなることも。受験や部活で止まるという情報は確認できていません。
- 骨端線が閉じるのを遅らせる方法はある?病気ではない子で、閉じるのを遅らせて背を伸ばす確かな方法は、学会などの情報にはありませんでした。
- IGF-1(ソマトメジンC)とは?検査で分かること成長ホルモンの働きを調べる手がかりの一つ。年齢で値が変わるので、これだけで病気は決まりません。
- 成長ホルモン分泌刺激試験(負荷試験)とは?流れと注意点薬で分泌を促し、何回か採血して調べる検査。多くは入院で、食事を控えるなどの準備があります。
- ALP(アルカリホスファターゼ)で身長の伸びは分かる?血液検査の見方と限界子どものALPが高いのはふつうのこと。値から「あと何cm伸びるか」を出す方法は示されていません。
- 低身長と発達障害は関係ある?ADHDのお薬と身長について分かっていることADHDのお薬は自己判断でやめないで。身長と体重を記録して、処方している医師と相談を。
- 骨年齢の検査はどこで受けられる?流れ・結果の見方・保険が使える場合左手のエックス線写真で調べます。骨年齢だけで病気や将来の身長が決まるわけではありません。
- 甲状腺の病気と身長:甲状腺ホルモンが足りないと背は伸びにくい?足りないと伸びが落ちますが、薬で補えば回復します。不足が長いと追いつかないことも。
- ターナー症候群と身長は?診断、成長ホルモン治療、そのほかの治療診断は血液の染色体検査で。基準を満たせば、成長ホルモン治療は保険診療で受けられます。
- ヌーナン症候群と身長は?特徴と成長ホルモン治療3歳以上で−2SD以下なら、保険の成長ホルモン治療の対象になりえます。心臓や血液も確かめながら進めます。
- 軟骨無形成症と身長は?成長ホルモン治療とボソリチドなどの治療成長ホルモンとボソリチド、どちらも条件つきで保険の対象。どれを選ぶかは専門医と相談します。
- プラダー・ウィリー症候群と成長ホルモン治療は?身長だけでない目的目的は身長だけではありません。筋肉と脂肪のバランスを整えるためにも使われる治療です。
- SHOX異常症とは?身長への影響と成長ホルモン治療原因の分からない低身長と思われていた子に、一部みつかることがある遺伝子の病気です。
- 慢性腎臓病と子どもの身長は?成長ホルモン治療の対象になる場合まずは栄養や貧血などの管理から。それでも基準を満たす低身長なら、保険で治療できます。
- クローン病など炎症性腸疾患と子どもの身長は?背が伸びにくくなる理由と治療で気をつけることクローン病では、おなかの症状より先に、身長や体重の伸びが落ちて気づくこともあります。
- 低身長で染色体や遺伝子の検査をするのはどんなとき?検査の種類と受ける前に知っておきたいこと医師が特定の病気を疑ったときに、目的をしぼって提案される検査。遺伝カウンセリングも使えます。
- 低身長の血液検査では何を調べる?IGF-1・甲状腺・貧血などIGF-1や甲状腺ホルモン、貧血などを確かめます。血液検査だけで原因が決まるわけではありません。
- アトピー性皮膚炎は身長に影響する?かゆみ・睡眠・ステロイド外用薬について分かっていること差は小さく、成長とともに目立たなくなった報告も。ステロイド外用薬は自己判断でやめないで。
- キャッチアップ成長とは?病気や栄養不足のあとに身長が追いつくしくみ原因がよくなると、標準より速く伸びてもとの線に近づこうとします。追いつかないこともあります。
- シルバー・ラッセル症候群と身長は?特徴と成長ホルモン治療小さく生まれ、その後もゆっくり育つ病気。SGA性低身長症として保険で治療できる場合があります。
- ダウン症候群の子の身長は?専用の成長曲線と相談の目安一般の成長曲線では低く見えても、専用の曲線で比べると順調なこともあります。
- 1型糖尿病と子どもの身長:血糖の管理と成長の関係血糖が安定していれば、多くはふつうの速さで伸びます。伸びが落ちたら甲状腺の病気も確認を。
- 小児がんの治療後の身長は?放射線・化学療法と成長ホルモン影響は治療から何年もたって出ることも。長期フォローアップで身長を記録し続けることが大切です。
- 脳腫瘍(頭蓋咽頭腫など)と成長:伸びが急に止まったときに考えること見え方の変化や、水をたくさん飲むサインにも注意。強い頭痛や何度も吐くときはすぐ救急へ。
- ステロイドの飲み薬・クッシング症候群と身長:伸びが落ちる理由と回復薬を減らすと伸びが戻ることも多い一方、差が残ることも。身長が心配でも自己判断でやめないで。
- 先天性心疾患のある子の身長と体重の伸び心臓の負担が軽くなると、追いついてくることが多いとされます。記録は主治医と一緒に見ていきましょう。
- 太っているのに背が低い子:考えられる病気と受診の目安ふつうの肥満なら身長もよく伸びるもの。食事を減らす前に、身長と体重の記録を持って小児科へ。
- 成長ホルモン分泌不全症と診断されるまでの流れ:検査入院の準備と持ち物分泌刺激試験は入院が多く、日数や付き添いは病院しだい。検査の順番と持ち物の準備まで。
- 低身長で頭のMRI検査をするのはなぜ?下垂体の検査と、小さな子の鎮静下垂体の形や周りの病気を確かめる検査です。30分ほど動けない小さな子には、眠くなる薬を使うことも。
- 低身長の相談で尿検査をするのはなぜ?腎臓の病気などを確かめる理由症状が目立たないまま伸びに影響する腎臓の病気などの手がかりを、尿から探します。
- IGFBP-3とは?IGF-1といっしょに測る理由IGF-1を運んで血液中にとどめるたんぱく。低くても、成長ホルモン不足と決まるわけではありません。
- 受動喫煙と子どもの身長・成長生まれたあとの受動喫煙と身長の関係は、研究で結果が分かれます。それでも、ぜんそくなどの害は明らか。
- 大人の成長ホルモン分泌不全症とは?子どものころの治療との関係疲れやすさや体脂肪の増加などが起こる病気。子どものころ治療した人の一部は、大人でも不足が続きます。
- セリアック病と子どもの身長:日本ではまれ?検査が考えられる場合日本ではまれとされますが、ゼロではありません。検査の前に、自己判断で小麦をやめないでください。
- 若年性特発性関節炎と身長:炎症と治療薬が成長に与える影響長く続く炎症やステロイドで、背の伸びが落ちることも。脚の長さに左右差が出る場合もあります。
- 汎下垂体機能低下症とは?成長ホルモン以外のホルモンも足りないとき甲状腺や副腎のホルモンも足りなくなる病気です。熱や嘔吐のときの対応は、家族も知っておきたいところ。
- 低リン血症性くる病(XLHなど)と身長O脚や歩き方の揺れで気づかれることが多い病気。ビタミンDのサプリや日光浴では治りません。
- 骨系統疾患とは?軟骨低形成症など、体のつり合いで気づく低身長腕や脚が胴体に比べて短いなど、体のつり合いが手がかりに。全身の骨のレントゲンで診断することが多い病気です。
- 長い病気やけがのあと、身長の伸びは戻る?病気がよくなると、伸びは戻ることが多いとされます。戻らないと感じたら主治医に成長曲線を見てもらって。
- 採血を怖がる子にどう準備する?前の日からの声かけと当日の工夫正直に伝えておくと怖さが和らぎます。座り方や見るかどうかを子どもが選べると安心ですよ。
- 低身長の採血の前に朝ごはんは食べていい?検査前の食事・飲み物・薬の注意食べてよいかは医療機関と検査で違います。負荷試験の前は前の晩から食事を控えるのが一般的です。
- 負荷試験の検査入院で学校を休むとき:休む日数の目安と学校への伝え方入院は2泊3日から3泊4日ほどの例があります。学校には休む日と短い検査入院だと伝えれば十分。
- 低身長の検査結果を聞く日に確かめること:「異常なし」「もう少し調べる」と言われたときの次の一歩「異常なし」は調べた項目に大きな問題がないという意味です。経過を見るのが終わりとは限りません。
- 負荷試験の途中で気分が悪くなることはある?検査中の子どもの様子と付き添いの役割負荷試験中の眠気や吐き気は、多くが自然におさまります。様子が変わったら看護師に伝えてください。
- 検査入院中、子どもはどう過ごす?退屈や不安への工夫と付き添いの泊まり検査は午前の2時間ほどで、あとは病棟で過ごします。付き添いの泊まりのきまりは病院ごとに違います。
- 「成長ホルモン分泌不全症」と診断されてショックなとき:親の気持ちの整理と最初に知っておきたいことショックや自分を責める気持ちは自然な反応です。聞きたいことを書き出し、次の診察で一つずつ確かめましょう。
- 検査の結果は紙でもらえる?検査値の写しのもらい方と、家での保管のしかた診察のときに写しを頼むか、診療記録の開示を求められます。子どもの分は保護者が請求できます。
- 身長の診察で胸や下着の中を確かめるのはなぜ?思春期の診察を嫌がる子への説明思春期が始まっているか、どこまで進んだかを確かめるためです。伸びの見通しや検査が変わります。
- MRIで「下垂体が小さい」と言われたら:考えられることと、次に確かめること下垂体の大きさは個人差が大きく、画像だけで病気は決まりません。ホルモンの検査とあわせて見ます。
- 負荷試験の結果が「境界」と言われたら:もう一度検査する理由と、それまでの過ごし方この検査は日によって結果がぶれます。伸び方の記録を重ねてから、もう一度調べることがあります。
- 検査の前日に熱が出たら:負荷試験や採血は延期する?病院への連絡のしかた前日に熱が出たら家庭で決めず、まず病院へ連絡を。熱の高さや飲んだ薬を伝えると判断が早くなります。
- 採血がうまくいかず「また今度」と言われたら:やり直しの理由と、次の採血までにできる準備採血のやり直しは珍しくなく、子どもや親のせいではありません。次は腕を温める工夫が役立ちます。
- 遺伝子の検査をすすめられたら:何を調べるのか、受ける前に聞いておくことすすめられても病気が決まったわけではありません。調べる範囲と結果の返り方を先に聞いておきましょう。
- MRI検査で「眠くなる薬を使う」と言われたら:使う理由と、当日までに聞いておくこと薬の眠りは呼吸が弱くなることがあり、病院が見守ります。いびきやぜんそくは前もって伝えましょう。