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低身長の原因と成長ホルモンのしくみ読む時間 約6分

低身長の検査結果を聞く日に確かめること:「異常なし」「もう少し調べる」と言われたときの次の一歩

公開日:2026年10月5日 更新日:2026年10月5日

検査結果を聞く日は、「何を調べて、何が分かり、何がまだ分からないか」と「次に、いつ、何をするか」の2つを確かめて帰ることが大切です。「異常なし」は、調べた項目に大きな問題が見られなかったという意味で、経過を見ることが終わったとは限りません。「もう少し調べる」と言われたときは、検査の目的、場所、日程、準備を聞いておくと、次の一歩に迷わずにすみます。

結果を聞く日は、だれが行けばよい?

結果の説明に、子ども本人も一緒に行くかどうかは、医療機関の案内によって違います。ある病院の成長ホルモン分泌刺激試験の入院計画表では、検査の結果は次回の外来で説明があり、結果を聞きに来るときは家族だけでもよいとしています。学校を休ませる必要があるかは、予約のときに確かめましょう。

保護者だけで聞く場合は、本人に何をどう伝えるかを、帰り道ではなく、家で落ち着いてから話すと考えておくと気持ちに余裕ができます。本人も一緒に聞く場合は、本人の前で話してほしくないことがあれば、先に医師に伝えておいてもかまいません。年齢に合った伝え方は「子どもに「身長の病院に行く」とどう伝える?」のコラムで説明しています。

両親のどちらかしか行けない日は、聞いた内容をもう一人に伝えられるよう、メモの用意をしておきましょう。ふだん付き添っている親が行けないときの引き継ぎは「ふだん付き添う親が行けないとき」のコラムでまとめています。

出典 [1]

説明のはじめに、何を確かめる?

厚生労働省の「診療情報の提供等に関する指針」は、医療従事者は診療中の患者に、現在の症状と診断名、今後の見通し(予後)、処置や治療の方針などを丁寧に説明しなければならないとしています。子どもが未成年で判断が難しい場合、この説明は親権者などに対して行うとされています。

検査の結果を聞くときも、この3つの順番で整理すると分かりやすくなります。まず「今回の検査で何を調べたのか」、次に「結果から何が言えるのか」、最後に「これからどうするのか」です。医師の言葉が下の表のどれに当たるかを確かめ、分からない言葉はその場で聞き返しましょう。

言われた言葉多くの場合の意味その場で聞いておきたいこと
異常なし・基準範囲内調べた項目に、大きな問題は見られなかった何の病気の可能性が低くなったか、まだ確かめていないことはあるか
境界・少し低めはっきり異常とは言えないが、気になる値がある測り直すのか、経過を見るのか、いつ確かめるのか
もう少し調べる今回の結果だけでは判断できないどんな検査を、何のために、どこで、いつ行うのか
診断がついた結果をまとめて、病名がついた治療を考えるか、保険診療や助成の対象になるか

出典 [2]

「異常なし」と言われたら、何を聞く?

「異常なし」は安心材料の一つですが、1回の検査ですべての原因が分かるわけではありません。たとえば、成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断の手引きでは、血液中のIGF-1などの値は参考となる所見の一つで、診断には分泌刺激試験や伸び方の記録もあわせて使うとされています。

そのため、「今回の結果で、どの病気の可能性が低くなりましたか」「次は、いつ、何を確かめますか」「どんな変化があれば、予定より早く受診したほうがよいですか」の3つを聞いておきましょう。次の受診の時期を言われたら、その場で手帳やスマートフォンに書き込みます。間隔の考え方は「次の受診は何か月後?」のコラムで説明しています。

「異常なし」と言われたあとも心配が残るときの考え方は、「「正常範囲です」と言われたけれど心配なとき」のコラムにまとめています。

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「もう少し調べる」と言われたら?

追加の検査には、成長ホルモンの出方を薬を使って調べる分泌刺激試験、頭部のMRI、染色体や遺伝子の検査などがあります。日本内分泌学会は、成長ホルモンの分泌不全を確かめるには、少なくとも2種類の薬で分泌刺激試験を行う必要があるとしています。そのため、検査が1回で終わらず、入院や通院が何回かに分かれることもあります。

検査の名前だけでなく、次のことを聞いておくと、学校や仕事の調整を早めに始められます。

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診断がついたら、その日に何を聞く?

病名がついたときは、気持ちが追いつかず、説明が頭に入らないこともあります。その日に決めなければならないことは多くありません。まずは病名と、治療を考える病気かどうか、治療を始めるまでにどんな手続きがあるかを確かめましょう。

保険診療で成長ホルモン治療を行う病気の中には、小児慢性特定疾病の医療費助成の対象になるものがあります。小児慢性特定疾病情報センターによると、助成を受けるには、指定医が医療意見書を作成し、お住まいの自治体の窓口に申請します。申請の準備にどのくらいかかるか、どの書類をいつ受け取れるかも聞いておきましょう。助成の内容は「小児慢性特定疾病の医療費助成」のコラムで説明しています。

治療を始めるかどうかは、家族で話し合ってから決めてかまいません。「次の受診までに考えてきてよいですか」と聞いておけば、その場で急いで答えずにすみます。

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結果の紙や写しは、もらえる?

検査の結果は、数字の一覧として印刷して渡されることもあれば、口頭の説明だけのこともあります。同じ指針は、患者などが診療記録の開示を求めた場合、医療機関は原則としてこれに応じなければならないとしています。子どもの場合は、法定代理人である親が子どもに代わって開示を求めることができ、医療機関は開示にかかる費用を受け取ることができるとされています。

結果の写しは、別の医療機関に紹介されるときや、セカンドオピニオンを受けるとき、何年かたってから経過を振り返るときに役立ちます。受け取り方や費用は医療機関ごとに決まっているので、窓口で確かめましょう。紹介状の頼み方は「低身長で専門の病院に紹介してもらうには」のコラムで説明しています。

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聞いた内容を忘れないためには?

説明の途中で、医師の言葉をそのままメモしておきましょう。数字よりも、「何が分かったか」「次に何をするか」を書き残すほうが役に立ちます。最後に「今日のお話は、〇〇ということでよいですか」と自分の言葉で言い直して確かめると、聞き違いを防げます。

説明を録音したいときは、先に医療機関に尋ねてください。家に帰ってから分からないことが出てきたときに、どこに連絡すればよいかも聞いておくと安心です。

結果について、改めて相談したいときは?

結果を聞いたあとで疑問が出てきたら、次の受診を待たずに、検査を受けた医療機関に問い合わせてかまいません。それでも気持ちが落ち着かないときは、別の医師の意見を聞くこともできます。

身長の伸び方が気になる場合は、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話)で、お手元の記録を見ながらご相談いただけます。1回目は保護者の方だけでもかまいません。お薬の処方を検討する2回目には、お子さまにも参加していただきます。予約は公式LINEから受け付けています。

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検査結果を聞く日についてよくある質問

Q. 説明を聞いても、よく分からないまま帰ってきてしまいました。

A. 恥ずかしいことではありません。医療機関に電話して、分からなかった点を伝え、次の受診で改めて説明してもらえるか相談しましょう。

Q. 本人に結果をどこまで話せばよいですか?

A. 年齢や本人の気持ちによって違います。まずは「今日は検査の結果を聞いてきたよ」と伝え、本人が知りたいことから答えるとよいでしょう。伝え方に迷うときは、医師に相談してもかまいません。

Q. 「もう少し調べる」と言われ、大きな病気ではないかと不安です。

A. 追加の検査は、可能性を一つずつ確かめるために行うことが多く、必ず病気があるという意味ではありません。何を確かめる検査なのかを聞くと、不安の中身がはっきりします。

まとめ

検査結果を聞く日は、何を調べて何が分かったか、まだ分からないことは何か、次に何をするかを確かめましょう。「異常なし」でも次に確かめる時期を、「もう少し調べる」なら検査の目的と日程を聞き、結果の写しの受け取り方も確認しておくと、次の一歩に迷わずにすみます。

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お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 広島赤十字・原爆病院 小児科「成長ホルモン分泌刺激試験で入院される方へ」(入院計画表、PDF、2020年6月作成)
  2. 厚生労働省「診療情報の提供等に関する指針」
  3. 小児慢性特定疾病情報センター「成長ホルモン(GH)分泌不全性低身長症(脳の器質的原因によるものを除く。) 診断の手引き」
  4. 日本内分泌学会「成長ホルモン分泌不全性低身長症」
  5. 小児慢性特定疾病情報センター「手続きの流れ」
  6. ノビケア「お問い合わせ」