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検査入院中、子どもはどう過ごす?退屈や不安への工夫と付き添いの泊まり

公開日:2026年10月5日 更新日:2026年10月5日

成長ホルモン分泌刺激試験などの検査入院では、検査は午前中の2時間ほどで、残りの時間は病棟で過ごすことが多くなります。退屈には静かに遊べるものを、不安には年齢に合った事前の説明とお気に入りの品を用意しましょう。付き添いの泊まりは、子どもの入院では医師の許可を得て認められることが多いものの、設備や食事などのきまりは病院ごとに違うため、入院前に確かめておくと安心です。

検査入院中は、1日をどう過ごす?

ある病院の入院計画表では、検査の日は朝食をとらず、検査が終わるまではベッドの上で安静にし、トイレに歩くことだけができるとしています。検査が終われば昼食を食べられ、検査のない時間は病棟の中で自由に過ごせる予定です。別の病院の入院計画表では、検査は午前9時ごろから始まって2時間ほどかかり、消灯時間に寝ること以外は特に制限がないとしています。

入院の日数は、1回の入院で行う試験の数によって違い、2泊3日や3泊4日の例があります。2回に分けて入院する病院もあり、2回目は1回目より様子が分かって落ち着いて過ごせる子もいます。検査の予定を紙に書いてベッドのそばに貼っておくと、子どもにも「あと何回」が分かりやすくなります。

下の表は、こうした案内をもとにした1日の流れの例です。時間やきまりは病院ごとに違うため、入院の案内を優先してください。

時間帯過ごし方の例
検査の前の晩夕食のあと、決められた時刻までに軽食をとる。その後は水かお茶だけ
検査中(午前)ベッドの上で安静。点滴の管から何回か採血。眠らないよう静かに過ごす
検査が終わったあと食事をとる。点滴を抜くか、翌日の検査まで残す
検査のない時間病棟の中で過ごす。シャワーを浴びられることもある

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退屈しないためには、何を持っていく?

検査中はベッドの上から動けず、検査のあとも病棟の外には出られないことが多いため、退屈しやすくなります。点滴が入っている側の腕を大きく動かさずに遊べるものを選びましょう。

病棟には、遊べる場所や保育士さんはいる?

小児病棟の中には、プレイルームがあったり、保育士が子どもの遊びや生活を支えたりしている病院もあります。国の診療報酬でも、子どもが入院する病棟に保育士を置くことが評価されており、令和6年度の改定では、保育士を複数置いている場合の評価が新しく設けられました。

ただし、使える場所や時間は病院や病棟の状況で違い、感染症の流行する時期は使えないこともあります。入院の案内や病棟の説明で確かめ、使えないときに備えて遊び道具は持っていくと安心です。

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不安が強い子には、どう準備する?

小児病院のチャイルド・ライフの専門部門は、入院や手術を控えた子どもへの説明を、年齢に合わせて行うよう勧めています。1〜3歳ごろは遅くとも1〜2日前に、3〜5歳ごろは3〜5日前に、小学生は1〜2週間前に話すのが目安とされています。小さい子には「がんばってね」より「また会えるよ」と伝えること、言うことを聞かないと置いていく、といったおどす言い方をしないことも挙げられています。

小学生は、学校の先生や友だちにどう伝えるかを一緒に考えると、自分で決められたという安心につながります。中学生以上では、本人が医療者に直接質問できるよう支え、体のことやプライバシーへの気持ちを大切にすることが勧められています。小さい子は、いつも使っているタオルやぬいぐるみなど、なじみのある物を持っていくと落ち着きやすくなります。入院の伝え方は「子どもに「身長の病院に行く」とどう伝える?」のコラムでも説明しています。

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付き添いの泊まりは、どんなきまり?

保険診療の入院では、看護は病院の看護職員が行うのが原則です。そのうえで、治療に対する理解が難しい子どもなどの場合は、医師の許可を得て家族が付き添うことは差し支えないとされています。ただし、家族の付き添いが、病院の看護の代わりや不足を補うものになってはならないとも定められています。

厚生労働省が令和3年に行った調査では、回答した病院の多くが、患者や家族が希望した場合に医師の許可を得て付き添いを認めることがあると答えていました。一方で、感染症対策などを理由に付き添いを認めていない病院もありました。ある病院の成長ホルモン分泌刺激試験の入院計画表では、安全のため入院中はできるだけ家族が付き添うよう求めており、付き添い用のベッドは有料としています。

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付き添う家族の食事や睡眠は、どうなる?

同じ調査で、付き添う家族の心配事や困っていることとして最も多かったのは「十分な睡眠が取れない」でした。令和6年度の診療報酬改定では、子どもが入院する病棟で家族が希望して付き添う場合、その家族の食事や睡眠などの環境に配慮することが定められました。

それでも、寝具の貸し出しや食事の用意、シャワーの使い方は病院ごとに違います。入院の前に、次のことを確かめておきましょう。

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付き添いができないときや、交代するときは?

仕事やきょうだいの世話で、付き添いが難しい日もあります。付き添いを認めていない病院や、夜は子どもだけで過ごす病院もあるため、入院が決まったら早めに相談しましょう。子どもだけで泊まる場合は、面会に来る時間や電話できる時間を前もって決めて伝えておくと、見通しが立って安心しやすくなります。寝るときの習慣(電気を少しつけておく、決まったぬいぐるみと寝るなど)や、こわがりやすいことを看護師に伝えておくと、夜の過ごし方を配慮してもらいやすくなります。

両親や祖父母で交代するときは、検査の予定、飲食のきまり、本人の様子を、次の人にメモで引き継ぎましょう。引き継ぎの書き方は「ふだん付き添う親が行けないとき」のコラムで紹介しています。学校を休む日の伝え方は「負荷試験の検査入院で学校を休むとき」のコラムで説明しています。

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検査入院について、事前に相談したいときは?

ノビケアは、分泌刺激試験などの検査入院を行っていません。医師による無料相談(ビデオ通話)で記録を見ながらお話をうかがい、こうした検査が必要と考えられる場合は、対面の医療機関をご紹介します。1回目は保護者の方だけでもかまいません。お薬の処方を検討する2回目には、お子さまにも参加していただきます。予約は公式LINEから受け付けています。

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検査入院中の過ごし方についてよくある質問

Q. 入院中に、勉強はさせたほうがよいですか?

A. 数日の入院であれば、無理に進める必要はありません。空腹や点滴で疲れる日もあるので、本人の様子に合わせましょう。

Q. 同じ部屋に、ほかの子どもや家族がいることもありますか?

A. 相部屋になることもあります。音の出るものはイヤホンを使い、話し声や消灯時間にも気を配りましょう。

Q. 付き添う親が眠れるか心配です。

A. 寝具の貸し出しや交代のしかたを、入院前に病院に確かめておきましょう。数日のことでも、家族で交代できるよう予定を立てておくと負担を減らせます。

まとめ

検査入院では、検査の時間よりも病棟で過ごす時間のほうが長くなります。静かに遊べるものとなじみのある物を用意し、年齢に合わせて前もって説明しておきましょう。付き添いの泊まりのきまりや、家族の食事・寝具・交代のしかたは病院ごとに違うため、入院前に確かめておくと安心です。

出典 [1] [5]

お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 兵庫医科大学病院 小児科「成長ホルモン負荷試験を受けられる様とご家族の方へ」(入院計画表、PDF、2016年7月1日改訂)
  2. 広島赤十字・原爆病院 小児科「成長ホルモン分泌刺激試験で入院される方へ」(入院計画表、PDF、2020年6月作成)
  3. 厚生労働省保険局医療課「令和6年度診療報酬改定の概要(医科全体版)」(PDF、令和6年3月5日版。小児入院医療管理料における付き添う家族等への配慮、保育士の配置の評価を含む)
  4. 国立成育医療研究センター チャイルドライフサービス室「お子さんが手術を受けることになったとき」
  5. 厚生労働省 中央社会保険医療協議会 総会資料「入院患者の家族等による付添いに関する実態調査概要について」(PDF、令和4年8月3日、入院中の看護に係る規定を含む)
  6. ノビケア「お問い合わせ」