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低身長の原因と成長ホルモンのしくみ読む時間 約6分
ぜんそくの吸入ステロイドは身長に影響する?
公開日:2026年10月3日 更新日:2026年10月3日
吸入ステロイド薬は、使い始めの1年ほど身長の伸びが1〜2cm程度抑えられることがあると報告されていますが、最終的な身長には影響しないとされています。ぜんそくを抑えるために大切な薬なので、身長が心配でも自己判断で減らしたりやめたりせず、処方した医師に相談してください。
吸入ステロイド薬は、どんな薬ですか?
環境再生保全機構は、吸入ステロイド薬を、気道の炎症をしずめて発作を予防するために毎日使う「長期管理薬」として説明しています。
吸入ステロイド薬は、気管支に直接届くため、飲み薬の100分の1程度のわずかな量でも十分に効果を発揮するとされています。そのため、飲み薬に比べて体全体への影響は少ない薬です。
ぜんそくでは、症状がないときにも気道の炎症が続いていることがあります。発作を起こさないように、症状がないときも続けて使うのが基本です。
長期管理薬には、ほかにロイコトリエン受容体拮抗薬などの飲み薬もあり、症状に合わせて組み合わせます。吸入の器具にもいくつかの種類があり、年齢や吸う力に合わせて選ばれます。
吸入ステロイド薬は、発作が起きたときにすぐ効く薬ではありません。発作のときに一時的に使う薬とは役割が違うため、それぞれの使い方を確認しておきましょう。
身長に影響はありますか?
環境再生保全機構の小児ぜんそくのQ&Aでは、通常使う範囲の量(フルタイドで1日200μg以下)であれば体全体への副作用は問題ないとされ、身長については、使い始めて1年程度は1〜2cm程度伸びが抑えられるものの、最終的な身長には影響を与えないとされています。
東京都のアレルギー情報サイトも、吸入ステロイド薬の種類や使用量によっては、わずかに身長の伸びに影響を与える可能性が指摘されていると説明しています。
一方で、大人になったときの身長にも小さな差が残ったとする研究報告もあります。医師は、効果と副作用の両方を考えて薬と量を選び、定期的に様子を見ながら使う量を決めています。
影響が報告されているのは主に使い始めの時期の伸びです。身長の記録を続けると、その後の伸び方を確かめることができます。
身長が心配なとき、薬を減らしたりやめたりしてよいですか?
自己判断で減らしたりやめたりしないでください。東京都のアレルギー情報サイトは、自覚症状がないときも気道では炎症が続いているため、医師の指示を守り、自己判断で薬をやめたり減らしたりしないよう呼びかけています。
同じサイトでは、ぜんそくを適切にコントロールすることで、入院や発作の回数が減り、日常生活を制限なく過ごせるようになっていると説明しています。発作をくり返すことは、子どもの生活や睡眠にも影響します。
身長への影響が心配なときは、そのことを処方している医師に伝えてください。症状が落ち着いていれば、医師の判断で薬の量を調整することもあります。
薬を減らしたいときは、次の受診で医師に相談し、発作の回数や夜のせきなどの記録を一緒に見てもらいましょう。薬について不安なことは、薬局の薬剤師に相談することもできます。
出典 [3]
飲み薬や注射のステロイドとは、何が違いますか?
環境再生保全機構は、ぜんそくの発作のときに、ステロイド薬を注射や飲み薬で一時的に使うことがあると説明しています。
一方で、飲み薬のステロイドは体全体への副作用が出やすいため、長期管理薬として使うことはとても限られており、子どもでは治りにくいぜんそくに専門の医師が使うものとされています。
飲み薬のステロイドを長く使う場合の身長への影響は、吸入薬とは分けて考える必要があります。気になるときは、主治医に確認してください。
発作のときに数日だけ飲み薬を使う場合と、長く続けて使う場合とでは、体への影響の考え方が違います。
飲み薬のステロイドを使う機会が多い場合は、そのことを身長の相談先の医師にも伝えてください。
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身長への影響を小さくするために、できることは?
まず、決められた吸入の方法と量を守ることです。環境再生保全機構は、医師が定期的に様子を見ながら、使う量を決めていると説明しています。症状が落ち着いているかどうかを伝えることが、量の調整に役立ちます。
吸入のあとは、うがいをしましょう。同機構は、のどの刺激感やせき、声がれ、口の中のカンジダ症といった局所の副作用は、吸入後のうがい(できない場合は水を飲む)や吸入補助器具の使用で、多くは予防できると説明しています。
あわせて、身長を定期的に測って記録しておくと、伸び方の変化に気づきやすくなります。受診のときに記録を見せると、医師も薬の影響を確かめやすくなります。
吸入が正しくできているかは、受診のときに医師や薬剤師に見てもらうと安心です。
吸入ステロイド薬は、症状に合わせて必要な量を使う薬です。医師の指示どおりの量を続けることが、結果として余分な薬を使わないことにつながります。
ぜんそくそのものは、身長に関係しますか?
日本小児内分泌学会は、身長の伸びに関わる要因として、栄養や睡眠、運動などを挙げています。発作で夜に眠れない、運動ができないといった状態が続くことは、子どもの体の健康にとってよいことではありません。
ぜんそくのコントロールが悪いことが、身長の伸びに影響するかどうかについては、学会や公的機関のページでは記載を確認できませんでした。
いずれにしても、ぜんそくの治療と身長の見守りは、どちらか一方を選ぶものではありません。ぜんそくをしっかり抑えながら、身長の伸び方も記録で確かめていきましょう。
発作で入院をくり返す、運動ができないといった状態が続く場合は、治療の見直しについて主治医と相談しましょう。
ぜんそくのある子どもでも、多くは成長期を通じて伸びていきます。
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身長の伸びが気になるときは、どこに相談しますか?
まずは、ぜんそくの薬を処方している医師に相談してください。使っている薬の種類と量、使い始めた時期、身長の記録を一緒に見てもらうと、薬との関係を考えやすくなります。
伸びるスピードが落ちてきたときは、薬以外の原因が隠れていることもあります。横浜市立大学附属市民総合医療センターは、成長のスピードがだんだん落ちてくる低身長では、ホルモンの病気などが隠れていることがあると説明しています。
必要に応じて、小児の内分泌を専門とする医師にも相談します。身長の相談先を受診するときは、ぜんそくの薬の名前と量も忘れずに伝えてください。
成長曲線に、吸入ステロイド薬を使い始めた時期や量を変えた時期を書き込んでおくと、関係が分かりやすくなります。ぜんそくの主治医と身長の相談先が別の医療機関になる場合は、お互いに情報を伝えてもらうとよいでしょう。
身長の伸び方が気になるときに、ぜんそくの治療を中断する必要はありません。両方の医師と情報を共有しながら見守っていきましょう。
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吸入ステロイドと身長についてよくある質問
Q. 発作がないときは、吸入を休んでもよいですか?
A. 自己判断で休まないでください。症状がないときも気道の炎症が続いていることがあります。薬を減らせるかどうかは、医師が症状を見て判断します。
Q. 吸入ステロイドを使っていても、成長ホルモンの検査や治療は受けられますか?
A. 使っている薬は、検査や治療の判断に関わることがあります。受診先の医師に、ぜんそくの薬の名前と量を伝えたうえで相談してください。
Q. 身長が低いのは、吸入ステロイドのせいですか?
A. そうとは限りません。低身長の多くは体質や家族の体格によるもので、ほかの病気が原因のこともあります。原因は記録と検査をもとに医師が判断します。
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まとめ
吸入ステロイド薬は、使い始めに身長の伸びがわずかに抑えられることがありますが、最終的な身長には影響しないとされています。自己判断でやめず、処方した医師に相談しましょう。身長の伸び方が気になる場合は、ノビケアの医師による無料相談でも、記録を見ながらご相談いただけます。
お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。
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