年齢別の平均身長読む時間 約5分
小学4〜6年生の平均身長は?女の子が男の子を上回る時期
公開日:2026年10月3日 更新日:2026年10月3日
文部科学省の令和7年度学校保健統計では、小学4年生(9歳)の平均身長は男の子134.0cm、女の子133.8cm、小学6年生(11歳)では男の子146.1cm、女の子147.4cmです。5・6年生では女の子の平均が男の子を上回ります。思春期が始まる時期が子どもによって違うため、この学年は身長の差が広がりやすい時期です。
小学4〜6年生の平均身長はどのくらい?
文部科学省の学校保健統計調査は、全国の幼稚園から高校までの子どもの一部を選び、毎年4月から6月の健康診断の結果をまとめたものです。最新の令和7年度の結果は、令和8年2月13日に公表されました。年齢は令和7年4月1日現在の満年齢で、学年とほぼ対応しています。
下の表は、その調査の全国の値です。小学4年生は9歳、5年生は10歳、6年生は11歳にあたります。標準偏差は、同じ年齢の中での身長のばらつきの大きさを表す数字です。
4年生では男の子の平均がわずかに高いものの、5年生では女の子が1.4cm、6年生では1.3cm上回っています。
高学年は、学年ごとの平均の増え方が男女で違ってくる時期です。表の数字は、学年ごとに別の子どもを測った平均である点にも注意して読みましょう。
| 学年(4月1日現在の年齢) | 男の子の平均身長(標準偏差) | 女の子の平均身長(標準偏差) |
|---|---|---|
| 小学4年生(9歳) | 134.0cm(5.81) | 133.8cm(6.31) |
| 小学5年生(10歳) | 139.5cm(6.37) | 140.9cm(6.85) |
| 小学6年生(11歳) | 146.1cm(7.37) | 147.4cm(6.70) |
女の子の平均が男の子を上回るのはなぜ?
日本小児内分泌学会によると、思春期の変化は通常、女の子で10歳ごろ、男の子で12歳ごろから出てきます。思春期には身長が大きく伸びるため、思春期が早く始まる女の子のほうが、先に大きく伸びる時期を迎えます。
学年ごとの平均の差を見ると、女の子は4年生から5年生で7.1cm、5年生から6年生で6.5cmと大きくなっています。男の子は4年生から5年生で5.5cm、5年生から6年生で6.6cm、6年生から中学1年生で7.7cmと、女の子より遅れて大きくなります。
中学生になると、男の子の平均が再び女の子を上回ります。小学校高学年で女の子のほうが背が高いのは、多くの場合、思春期の時期の違いによるものと考えられます。
高学年になると、同じ学年でも差が大きくなるのはなぜ?
表の標準偏差を見ると、男の子は4年生の5.81から6年生の7.37へ、女の子は4年生の6.31から5年生の6.85へと大きくなっています。同じ年齢の中での身長のばらつきが、低学年より広がっていることを表しています。
思春期が早く始まった子は先に大きく伸び、まだ始まっていない子は伸びが緩やかなままです。そのため、この時期は同じ学年でも身長の差が開きやすいと考えられます。
今は周りより小さくても、思春期がまだ来ていないだけということもあります。反対に、今は大きくても、思春期が早く来て早めに伸びが落ち着く子もいます。どちらなのかは、身長の位置だけでは分かりません。
出典 [2]
思春期の始まりは、どんなことで分かる?
日本小児内分泌学会は、女の子では胸のふくらみ(乳房の発育)を思春期の始まりとし、そのあと陰毛、初経の順に変化が進むとしています。男の子では精巣が大きくなることが始まりで、そのあと陰毛、ひげ、声変わりと進みます。
身長の伸び方とあわせて、こうした体の変化がいつ始まったかを記録しておくと、医師が成長の段階を判断するときの手がかりになります。本人の気持ちに配慮しながら、無理のない範囲で把握しておきましょう。
同じ学会は、思春期早発症では思春期の変化が通常より2〜3年以上早く出ると説明しています。小学校の低・中学年で体の変化が始まった、急に身長が伸び始めた、という場合は、早めに小児科に相談してください。
出典 [3]
高学年では、記録をどう見ればいい?
高学年は、1年ごとの伸びが大きく変わりうる時期です。学校の身体測定の結果を毎年残し、前の年との差を書き出しておきましょう。
伸びが急に大きくなった年があれば、思春期に入ったサインのこともあります。反対に、周りの子が伸びているのに何年も伸びが小さいままのときは、一度小児科で経過を見てもらいましょう。
成長曲線に記録を書き入れると、平均の線に沿っているか、離れていっているかが見やすくなります。日本小児内分泌学会のホームページから、成長曲線を印刷して使うことができます。
成長曲線に点を打つときは、学年ではなく、測った日の年齢を月単位まで合わせて書き入れます。誕生日からの年齢で見ると、早生まれ・遅生まれによる差を正しく読み取れます。
出典 [4]
高学年の生活習慣は、身長に関係する?
日本小児内分泌学会は、身長の伸びに関わる要因として、遺伝や体質、ホルモン、病気や薬のほかに、栄養や睡眠、運動、心理状態(愛情やストレス)などの環境要因を挙げています。
ただし、特定の食べ物や運動で身長が伸びると約束できるものではありません。食事・睡眠・運動については、それぞれの記事で根拠の強さも含めて説明しています。
高学年は、塾や習い事で生活が忙しくなる時期でもあります。極端な食事制限や睡眠不足が続いていないかを気にかけながら、身長の記録とあわせて見守りましょう。
出典 [4]
相談するときは、何を伝えればいい?
受診するときは、これまでの身長の記録に加えて、思春期の変化に気づいた時期、両親の身長、食事や睡眠の様子などを伝えると、医師が全体を判断しやすくなります。
思春期に入ってからでは、身長が伸びる期間が残り少なくなっていることもあります。日本小児内分泌学会は、子どもの低身長が心配な場合は早めの相談を勧めています。
身長の伸び方が気になる場合は、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話、0円)で、記録を見ながらご相談いただくこともできます。強い頭痛が続く、何度も吐くといった症状があるときは、すぐに医療機関を受診し、急を要するときは119番を利用してください。
小学4〜6年生の平均身長についてよくある質問
Q. 6年生の男の子で、クラスの女の子よりかなり小さいです。
A. 6年生では女の子の平均のほうが高く、男の子はこれから大きく伸びる時期を迎える子も多くいます。ただ、位置が低く伸びも小さい状態が続く場合は、記録を持って小児科に相談しましょう。
Q. 5年生の女の子で、急に伸びが大きくなりました。
A. 思春期に入って伸びが大きくなる時期かもしれません。体の変化の時期と合わせて記録しておきましょう。思春期の変化が早すぎると感じる場合は、小児科で相談してください。
Q. 高学年で平均より低いと、大人になっても低いままですか?
A. 今の身長だけでは分かりません。思春期の時期によって、その後の伸び方は大きく変わります。
出典 [1]
まとめ
令和7年度学校保健統計では、小学4〜6年生の平均身長は男の子134.0〜146.1cm、女の子133.8〜147.4cmで、5・6年生では女の子が男の子を上回ります。思春期の時期の違いで差が開きやすい学年なので、体の変化と身長の記録を一緒に見て、気になるときは相談しましょう。
出典 [1]
お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。
公式LINEで無料相談を予約するこの記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。