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母乳・ミルクと身長:栄養法で将来の背は変わる?

公開日:2026年10月3日 更新日:2026年10月3日

母乳とミルクのどちらで育てたかによって、将来の身長が変わることを示した資料は見当たりません。赤ちゃんの体つきは、栄養のとり方による違いや個人差が大きいものです。大切なのは、飲む量にこだわりすぎず、身長と体重を発育曲線に記録して、順調に伸びているかを確かめることです。

母乳とミルク、どちらが背が伸びる?

学会や公的機関の資料には、母乳で育てたか、育児用ミルクで育てたかによって、子どもの将来の身長が変わることを示したものは見当たりません。

こども家庭庁の資料は、乳幼児期の子どもの体つきは、成長とともに変化し、個人差や栄養法による違いが大きいとしています。母乳の子とミルクの子で、乳児期の体重の増え方などに違いが見られることはありますが、それだけでどちらがよいとは言えません。

混合栄養も含め、どの方法を選んでも、赤ちゃんが元気に飲み、順調に育っていることが何より大切です。周りの赤ちゃんと比べて不安になったときは、発育曲線で自分の子の伸びを確かめましょう。

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赤ちゃんの栄養の基本は?

こども家庭庁の資料は、赤ちゃんの栄養は母乳が基本で、特に初乳には赤ちゃんを病気から守る成分が多く含まれているとしています。

一方で、お母さんの体質や病気、仕事の都合などで母乳を与えることが難しい場合は、育児用ミルクを活用するよう勧めています。母乳が出にくいことや、ミルクを使うことに、罪悪感をもつ必要はありません。

同じ資料は、飲む量には個人差があるので無理に飲ませないこと、喜んで飲み、体重が順調に増えていれば心配ないことも伝えています。

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順調に育っているかは、どう確かめる?

こども家庭庁の資料は、身長や体重を定期的に母子健康手帳の身体発育曲線のグラフに記入して、発育や栄養の状態を見るよう勧めています。

同じ資料によると、身長や体重の変化が曲線を横切る、体重が減っているなど、発育で気になることがあれば、かかりつけの医療機関や乳幼児健診で相談するとよいとされています。

家庭で体重を測るときは、毎回同じ時間帯(授乳の前など)に、同じ服装で測ると比べやすくなります。1回ごとの小さな増減にこだわらず、数週間から数か月の流れで見るようにしましょう。0歳の平均身長と伸び方の見方は「0歳(赤ちゃん)の月齢別の平均身長は?」の記事で説明しています。

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母乳で育てるときに気をつけたい栄養は?

こども家庭庁の資料は、母乳育児の場合、生後6か月ごろに鉄の不足やビタミンDの不足の報告があるとしています。

そのため、適切な時期に離乳食を始め、様子を見ながら、大豆製品、魚、肉など鉄の多い食品や、魚、卵黄、きのこなどビタミンDのもとになる食品を意識して取り入れることが重要だとしています。

ビタミンDが大きく不足すると、骨が弱くなる「くる病」になり、身長の伸びに影響することがあります。くる病とビタミンDについては「ビタミンDと日光浴は身長に関係ある?」の記事で説明しています。

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母乳とミルクを組み合わせるときは?

母乳とミルクを組み合わせる混合栄養も、よく選ばれている方法です。母乳とミルクをどのくらいの割合にするかに、決まった正解はありません。

母乳がどのくらい飲めているかは、見た目ではわかりにくいものです。ミルクを足す量に迷ったときは、赤ちゃんの機嫌や飲み方、おしっこやうんちの様子、体重の増え方を合わせて見ていきましょう。

判断が難しいときは、乳幼児健診や産院、地域の助産師などに相談すると、赤ちゃんの様子に合わせたアドバイスを受けられます。家族の生活に合った方法を選ぶことが、長く続けるためにも大切です。

ミルクを作るときの注意は?

こども家庭庁の資料は、粉ミルクは製品ごとに決められたとおりの濃さに溶かすことが大切だとしています。薄すぎても濃すぎても、赤ちゃんに必要な栄養を正しくとれなくなります。

同じ資料は、調乳の前には必ず手を洗い、一度沸騰させた70℃以上のお湯で粉ミルクを溶かし、体温くらいに冷めたことを確かめてから飲ませるよう勧めています。飲み残しや、作ってから2時間以上たったミルクは捨てるよう注意しています。

井戸水やわき水は、雑菌で赤ちゃんが体調をくずすことがあるため、水道水や、水質基準の検査に合格した井戸水、ミルク作り用の容器入りの水などを使うよう勧めています。

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離乳食は、いつから、どう進める?

こども家庭庁の資料は、なめらかにすりつぶした食べ物を与え始めるのは、5〜6か月ごろが適当だとしています。離乳を始める前の赤ちゃんに果汁を与えることには、栄養学的な意義は認められていないとしています。

離乳の完了は、形のある食べ物をかみつぶせるようになり、エネルギーや栄養素の大部分を母乳やミルク以外の食べ物からとれるようになった状態で、時期は生後12〜18か月ごろとされています。ただし、母乳やミルクを飲んでいない状態を意味するものではないとしています。

同じ資料は、いつまでに授乳をやめなければならないという決まりはなく、離乳の状況やお母さんの体の状態から判断するとよいとしています。

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牛乳やフォローアップミルクは、いつから?

こども家庭庁の資料は、牛乳を飲み物として与える場合は、鉄欠乏性貧血を防ぐ観点から、1歳を過ぎてからが望ましいとしています。

フォローアップミルクについては、離乳が順調に進まず鉄の不足が心配な場合や、適当な体重の増加が見られない場合に、医師に相談したうえで、必要に応じて活用を考えるよう勧めています。母乳や育児用ミルクの代わりとして、自己判断で早くから使うものではありません。

同じ資料はちみつは乳児ボツリヌス症を起こすおそれがあるため、1歳を過ぎるまで与えないよう注意しています。

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幼児期の食事で、身長のために大切なことは?

離乳が完了すると、1日3回の食事と1〜2回の間食が基本になります。こども家庭庁の資料は、幼児期は食生活の基礎ができる時期で、規則正しく食事をする習慣をつけることが大切だとしています。

同じ資料は、この時期は味覚が発達して食べ方にむらが出やすいため、無理強いをせずに見守るよう勧めています。機嫌がよく、ふだんどおり過ごせているなら、食べる量の少ない日があっても心配しすぎなくてよいでしょう。

乳児期に母乳だったかミルクだったかより、幼児期以降に、必要な栄養と十分な睡眠をとれる生活リズムを整えることのほうが、成長を支えるうえで大切です。

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心配なときは、どこに相談する?

こども家庭庁の資料は、授乳や赤ちゃんの成長、栄養について心配なことがあれば、市町村の管理栄養士、病院や保健所・保健センターの助産師、看護師、保育士、管理栄養士などに相談できるとしています。

体重が増えない、飲む量が急に減った、ぐったりしているといった場合は、早めにかかりつけの医療機関を受診してください。呼吸が苦しそう、顔色が悪い、呼びかけへの反応が弱いときは、すぐに119番に連絡してください。

成長して身長の伸び方が気になるようになった場合は、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話、0円)で、お手元の記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEから受け付けています。

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母乳・ミルクと身長についてよくある質問

Q. 母乳の出が少なく、ミルクを足しています。背が低くなりませんか?

A. 栄養のとり方によって将来の身長が変わることを示した資料は見当たりません。体重が順調に増えているかを発育曲線で確かめ、気になることは健診で相談しましょう。

Q. ミルクの子は太りやすいと聞きました。量を減らしたほうがよいですか?

A. 自己判断で量を減らさず、発育曲線の線に沿って増えているかを確かめましょう。気になるときは、健診や小児科で相談してください。

Q. 卒乳が遅いと、身長に影響しますか?

A. 授乳をいつまでにやめなければならないという決まりはありません。離乳食が進み、食事から栄養がとれているかを確かめていれば大丈夫です。

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まとめ

母乳とミルクのどちらで育てたかによって将来の身長が変わることを示した資料は見当たりません。どの方法でも、発育曲線に身長と体重を記録して順調に育っているかを確かめること、離乳の時期や鉄・ビタミンDに気を配ることが大切です。気になることは健診や小児科で相談しましょう。

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お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト「乳幼児期の栄養」(PDF)
  2. ノビケア「お問い合わせ」