成長ホルモン治療読む時間 約6分
成長ホルモン治療は1年でいくら?自費の年間の目安と計算のしかた
公開日:2026年10月4日 更新日:2026年10月4日
自費の成長ホルモン治療の1年の費用は、「1か月の本数×1本の値段×月数」で計算できます。本数は体重で決まるため、ノビケアの料金で計算すると、1年目(通常プラン)の目安は体重21kgまでで約140万円、57kgまででは約350万円です。治療を始める月だけ1本の値段が違うので、1年目と2年目でも金額が変わります。ここでの数字はすべて計算上の目安で、実際の本数は医師が決めます。
1年の費用は、どう計算する?
自費の成長ホルモン治療では、費用のほとんどがお薬代です。ノビケアでは、お薬代に注射針、治療中のオンライン診察、冷蔵便の送料が含まれているため、1年の費用はおおよそ次の式で考えられます。
1年の費用(目安)=1か月の本数×1本の値段×月数
1本の値段(税込、ソマトロピン10mg規格)は、治療を始める月が40,000円、2か月目以降の通常プランが60,000円、2か月目以降に6か月分をまとめて支払う6か月分一括プランが1本あたり50,000円です。1か月の本数は体重で決まり、2〜5本が目安です。
出典 [1]
治療1年目の目安は、体重ごとにいくら?
1年目はじめの1か月が40,000円、残りの11か月が60,000円です。そのため、1年目の目安は「本数×(40,000円+60,000円×11)」、つまり「本数×700,000円」で計算できます。たとえば体重21kgまで(2本)なら、2×700,000円で1,400,000円です。
下の表は、この式で計算した目安です。本数は体重から見た目安で、実際の本数は医師が決めます。医師が必要と判断した場合の郵送検査(20,000円)は含めていません。
| 体重 | 1か月の本数(目安) | 1年目・通常プラン(目安) | 計算式 |
|---|---|---|---|
| 21kgまで | 2本 | 1,400,000円 | 2本×700,000円 |
| 28kgまで | 3本 | 2,100,000円 | 3本×700,000円 |
| 43kgまで | 4本 | 2,800,000円 | 4本×700,000円 |
| 57kgまで | 5本 | 3,500,000円 | 5本×700,000円 |
出典 [1]
2年目からは、いくらになる?
2年目は、治療を始める月の値段がなくなるため、12か月すべてが通常プランの60,000円になります。式は「本数×60,000円×12」、つまり「本数×720,000円」です。体重21kgまで(2本)なら1,440,000円で、1年目より4万円ほど高くなります。
6か月分一括プランを2回使う場合は、「本数×50,000円×12」、つまり「本数×600,000円」です。体重21kgまでなら1,200,000円で、通常プランより24万円低くなります。ただし、一括プランは医師が6か月分の処方を適切と判断し、使用期限とご自宅での冷蔵保管に問題がない場合に選べるもので、処方が確定した後は途中でやめても残りの期間分は返金されません。選ぶ前に確かめたいことは「6か月分まとめての支払いは得?」のコラムで説明しています。
| 体重 | 2年目・通常プラン(目安) | 2年目・一括プランを2回(目安) | 差(目安) |
|---|---|---|---|
| 21kgまで(2本) | 1,440,000円 | 1,200,000円 | 240,000円 |
| 28kgまで(3本) | 2,160,000円 | 1,800,000円 | 360,000円 |
| 43kgまで(4本) | 2,880,000円 | 2,400,000円 | 480,000円 |
| 57kgまで(5本) | 3,600,000円 | 3,000,000円 | 600,000円 |
1年目に一括プランを使うと、どう変わる?
一括プランは2か月目以降に選べます。1年目に、1か月目を治療開始月、2〜7か月目を一括プラン、8〜12か月目を通常プランにした場合の式は「本数×(40,000円+50,000円×6+60,000円×5)」、つまり「本数×640,000円」です。体重21kgまでなら1,280,000円、28kgまでなら1,920,000円、43kgまでなら2,560,000円、57kgまでなら3,200,000円が目安です。
どちらの場合も、1本の値段の差は10,000円(60,000円−50,000円)なので、差額は「本数×10,000円×一括にした月数」で計算できます。
出典 [1]
年間の目安どおりにならないのは、どんなとき?
表の金額は、1年間ずっと同じ本数を使うと仮定した計算です。実際には、次のようなことで変わります。とくに成長期は体重が増えやすく、本数が1本増えると、通常プランでは1か月60,000円増えます。体重と本数の関係は「体重が増えると治療費はいくら上がる?」のコラムで説明しています。
- 体重が増えて、1か月の本数が変わる
- 医師が効果や副作用を見て、量を見直す
- 医師が必要と判断して、郵送検査(20,000円、送料込み)を受ける
- 1年の伸びを見て、続けるかどうかを判断し、途中で終える
- 対面での検査が必要になり、紹介先の医療機関で診察・検査の費用がかかる
出典 [1]
2年分の家計の計画は、どう立てる?
成長期の子どもは、1年のうちに体重の区切りをまたぐことがあります。そのため、2年分を考えるときは、2年目の本数を1本多く見込んでおくと、実際に近い計画になりやすくなります。
たとえば、1年目は体重21kgまで(2本)、2年目に体重が増えて28kgまで(3本)になった場合の2年分(通常プラン)は、1年目の1,400,000円(2本×700,000円)と2年目の2,160,000円(3本×720,000円)を足して、3,560,000円が目安です。2年とも2本のままと考えた場合の2,840,000円(1,400,000円+1,440,000円)より、720,000円多くなります。
このほか、医師が必要と判断した場合の郵送検査が1回ごとに20,000円かかります。家計の計画では、本数が増える場合と検査の費用を足した「多めの目安」と、今の本数のままの「少なめの目安」の両方を出しておくと、見通しが立てやすくなります。
出典 [1]
1年の費用を見る前に、確かめておきたいことは?
費用を考える前に、まず保険診療や医療費助成の対象になる病気がないかを確かめてください。成長ホルモンが不足する病気やSGA性低身長症などと診断されれば、保険診療になり、小児慢性特定疾病の医療費助成が使えることもあります。原因となる病気が見つからない低身長への使用は、国内で承認された効能・効果に含まれない適応外使用で、保険や助成は使えず、重い副作用が起きた場合も国の医薬品副作用被害救済制度は原則として対象になりません。
保険診療の場合は、年間の目安の考え方そのものが変わります。窓口での負担は小学校入学前の子どもが2割、それ以降は3割で、1か月の自己負担には所得に応じた上限(高額療養費制度)があります。2026年8月からは、年単位の上限も設けられています。違いは「成長ホルモン治療の保険診療と自費(自由診療)の違い」のコラムで説明しています。
1年の費用についてよくある質問
Q. 1か月あたりにならすと、いくらになりますか?
A. 1年の目安を12で割ると計算できます。たとえば2年目の通常プランで体重21kgまでなら、1,440,000円÷12で、1か月120,000円です。1年目は治療開始月の値段が入るため、月によって金額が違います。
Q. 治療は何年くらい続きますか?
A. 始める年齢や思春期の進み方、効果によって一人ひとり違い、始める時点で年数は決まりません。1年ごとの伸びを見て続けるかどうかを判断します。
Q. 年間の目安には、検査代も入っていますか?
A. 入っていません。郵送検査は医師が必要と判断した場合だけで、1回20,000円(送料込み)です。何回受けるかは、医師が経過を見て決めます。
まとめ
自費の成長ホルモン治療の1年の費用は、「1か月の本数×1本の値段×月数」で計算でき、体重で大きく変わります。表の数字は計算上の目安で、体重の増加や検査、続ける期間で変わります。料金の一覧は「成長ホルモン治療の値段は?」のコラムにまとめています。
医師による無料相談(ビデオ通話、0円)では、お子さまの記録を見ながら、治療が必要かどうかと費用の見通しをご説明します。1回目は保護者の方だけでもかまいません。お薬の処方を検討する2回目には、お子さまにも参加していただきます。
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