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成長ホルモン1本の値段が医療機関で違うのはなぜ?製剤・mg・含まれるもの

公開日:2026年10月4日 更新日:2026年10月4日

成長ホルモン1本の値段が医療機関で違うのは、使う製剤、1本に入っている量(mg)、料金に含まれるもの、値段の単位がそれぞれ違うためです。自由診療の料金は医療機関が決めるので、同じ「1本」でも中身が同じとは限りません。比べるときは、製剤名とmgを確かめ、1mgあたりや1か月あたりにそろえ、診察料・送料・注射針・検査が含まれるかを見ることが大切です。

自費の値段は、誰が決めている?

保険診療で使う薬には、国が決めた薬価があります。一方、自由診療では、お薬の料金も診察や検査の料金も、医療機関がそれぞれ決めます。そのため、同じ成分の薬でも、医療機関によって値段が違います。

厚生労働省の医療広告ガイドラインは、自由診療について、治療の内容、標準的な費用、治療期間と回数をあわせて示すよう求めています。値段を見るときは、どこまでが含まれた金額なのかもあわせて確かめましょう。

出典 [1]

製剤の種類で、値段はどう変わる?

子どもの低身長に使う毎日型の成長ホルモン製剤には、ノルディトロピン、ジェノトロピン、グロウジェクト、ソマトロピンBS「サンド」などがあり、成分はどれもソマトロピンです。このうち名前に「BS」がつくものは、バイオ後続品(バイオシミラー)です。

厚生労働省は、バイオ後続品を、先に発売されたバイオ医薬品の特許が切れた後に別の会社から発売される薬で、先行品と同等・同質の品質、安全性、有効性をもつものと説明しています。

週1回型のソグルーヤやエヌジェンラは、成分の作りも体重あたりの量も違うため、毎日型と1本やmgの値段では比べられません。製剤ごとの違いは「成長ホルモン製剤の種類は?」のコラムで説明しています。

出典 [2] [3]

1本に入っている量(mg)は、なぜ確かめる?

成長ホルモン製剤には、5mg、10mg、12mgなど、1本に入っている量が違う規格があります。1本の値段が安く見えても、入っている量が少なければ、1か月に必要な本数は増えます。

比べるときは、1本の値段をmgで割った「1mgあたり」にそろえます。1本のmgが違う製剤どうしは、同じmgにそろえてから比べましょう。

出典 [4]

料金に含まれるものは、何が違う?

1本の値段が同じでも、お薬代のほかに別の費用がかかるかどうかで、総額は変わります。見積もりでは、次のものが含まれているかを一つずつ確かめましょう。

ノビケアでは、お薬代に成長ホルモン治療薬、注射器、注射針、治療中のオンライン診察、冷蔵便の送料が含まれます。別にかかるのは、医師が必要と判断した場合の郵送検査(指先の血液と尿、20,000円、送料込み)です。

確かめる項目聞いておきたいこと
診察料初回、毎月の診察、結果説明に料金がかかるか
検査治療前・治療中の検査の内容、回数、料金
注射針・用品注射針や注入器、針を捨てる容器が含まれるか
送料・保冷冷蔵便の送料が1回ごとにかかるか
税表示が税込か税抜か

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値段の「単位」がそろっているかは、どう見る?

「1本」「1か月」「初月」「まとめて払った場合の1本あたり」など、値段の単位はさまざまです。たとえばノビケアでも、治療を始める月は1本40,000円、2か月目以降は60,000円、6か月分一括プランは1本あたり50,000円と、時期と払い方で1本の値段が変わります。

初月の値段だけを見ると、続けたときの金額が分かりません。比べるときは、2か月目以降の値段と1か月の本数から「1か月あたり」を出し、さらに続ける期間をかけた総額で見ることが大切です。計算のしかたは「成長ホルモン治療は1年でいくら?」のコラムで説明しています。

出典 [4]

安い値段を見たときに、確かめたいことは?

値段が低く見えるときは、まず規格をそろえて計算し直してみましょう。たとえば、1本5mgの規格で1本の値段が10mg規格の半分なら、1mgあたりは同じです。同じ量を使うには2倍の本数が要るため、1か月の金額も変わりません。計算は「1か月の金額=1か月に使うmg÷1本のmg×1本の値段」です。

そのうえで、国内で承認された製剤か、どこから仕入れているか、冷蔵のまま届くかも確かめましょう。厚生労働省は、個人輸入される医薬品は国内の法律にもとづく品質・有効性・安全性の確認がされておらず、偽造品のおそれもあり、健康被害が起きても救済の対象にならないとしています。ノビケアが使うのは、国内で承認されたソマトロピンBS皮下注10mg「サンド」シュアパルで、国内の医薬品卸から仕入れています。

出典 [5] [4]

値段を比べる前に、確かめておきたいことは?

費用を考える前に、まず保険診療や医療費助成の対象になる病気がないかを確かめてください。成長ホルモンが不足する病気やSGA性低身長症などと診断されれば、保険診療になり、小児慢性特定疾病の医療費助成が使えることもあります。原因となる病気が見つからない低身長への使用は、国内で承認された効能・効果に含まれない適応外使用で、保険や助成は使えず、重い副作用が起きた場合も国の医薬品副作用被害救済制度は原則として対象になりません。

また、値段だけで医療機関を選ばず、原因を調べる流れがあるか、効果と副作用、やめる目安の説明があるかも確かめましょう。確認したい点は「成長ホルモン治療を受けるクリニックを選ぶときに確認することは?」のコラムにまとめています。

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1本の値段の違いについてよくある質問

Q. バイオ後続品は、先行品より効き目が弱いのですか?

A. 厚生労働省は、バイオ後続品は先行品と同等・同質の品質、安全性、有効性をもつ薬と説明しています。どの製剤を使うかは、医師が承認の範囲や注射のしやすさも含めて判断します。

Q. 注入器(ペン)の違いは、値段に関係しますか?

A. 製剤ごとに専用の注入器があり、使い方や1回に注射できる量の調整のしかたが違います。注入器の料金が別にかかるかどうかは、見積もりで確かめてください。

Q. 1mgあたりが同じなら、総額も同じですか?

A. 1か月の量が同じなら近くなりますが、診察料や検査、送料などが別にかかると総額は変わります。1か月あたりと、続ける期間の総額で比べましょう。

Q. 初月の値段が低いのは、なぜですか?

A. ノビケアでは、治療を始める月だけ1本40,000円としています。2か月目以降は通常プランの60,000円、または6か月分一括プランの1本あたり50,000円になるため、比べるときは2か月目以降の値段で見てください。

Q. 税込と税抜が混ざっているときは、どう比べますか?

A. どちらかにそろえてから比べます。ノビケアの料金は、すべて税込で表示しています。

出典 [2] [9]

まとめ

成長ホルモン1本の値段の違いは、製剤(先行品かバイオ後続品か)、1本の量(mg)、含まれるもの、値段の単位から生まれます。製剤名とmgを確かめ、1mgあたりや1か月あたりにそろえ、総額で比べましょう。ノビケアの料金は「成長ホルモン治療の値段は?」のコラムにすべて載せています。

医師による無料相談(ビデオ通話、0円)では、お子さまの記録を見ながら、治療が必要かどうかと費用の見通しをご説明します。1回目は保護者の方だけでもかまいません。お薬の処方を検討する2回目には、お子さまにも参加していただきます。

出典 [4] [10]

お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 厚生労働省「医療広告等ガイドライン」(PDF、令和8年3月30日最終改正)
  2. 厚生労働省「バイオ後続品(バイオシミラー)促進特設サイト」
  3. PMDA「ソマトロピンBS皮下注「サンド」シュアパル 添付文書」(2026年8月改訂 第3版)
  4. ノビケア「成長ホルモン治療について」(費用・副作用・適応外使用)
  5. 厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
  6. 日本小児内分泌学会「成長ホルモンとは」
  7. 小児慢性特定疾病情報センター「成長ホルモン治療について」
  8. 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「Q7 救済の対象とならない場合とは、どのような場合ですか。」
  9. PMDA「患者向医薬品ガイド ソマトロピンBS皮下注「サンド」シュアパル」
  10. ノビケア「お問い合わせ」