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日本人の平均身長は?男女・年代別の数字と、国による差の理由

公開日:2026年10月3日 更新日:2026年10月3日

厚生労働省の令和6年国民健康・栄養調査では、20歳以上の平均身長は男性168.4cm、女性154.9cmです。若い世代ほど高く、20〜29歳では男性171.4cm、女性158.0cmです。世界の国々と比べると差がありますが、国による差の多くは遺伝より、栄養や病気など子ども時代の環境で説明されると考えられています。

日本人の大人の平均身長は?

厚生労働省の国民健康・栄養調査は、毎年行われている調査で、身長・体重も測っています。最新の令和6年(2024年)調査の結果では、20歳以上の平均身長は男性168.4cm、女性154.9cmでした。

下の表は、同じ調査の年代別の平均身長です。高齢の世代ほど平均が低くなっています。

同じ調査には1歳から19歳までの年齢ごとの値もありますが、たとえば17歳男性で測った人は48人と、各年齢の人数は数十人です。子どもや10代の平均を見るときは、令和7年度で約65万人の値を集計している学校保健統計のほうが、数字が安定しています。

年代男性の平均身長(標準偏差)女性の平均身長(標準偏差)
20〜29歳171.4cm(5.5)158.0cm(5.0)
30〜39歳171.6cm(4.8)158.0cm(4.4)
40〜49歳171.6cm(4.4)158.2cm(4.1)
50〜59歳170.5cm(4.5)157.6cm(4.3)
60〜69歳168.9cm(4.4)155.4cm(4.3)
70歳以上164.2cm(4.6)150.5cm(4.5)
20歳以上(全体)168.4cm(5.2)154.9cm(5.1)

出典 [1] [2] [3]

年代で平均身長が違うのはなぜ?

表で高齢の世代ほど平均が低いのは、生まれた時代の違いが大きく関わっていると考えられます。文部科学省の学校保健統計で17歳の平均身長を見ると、昭和23年度は男子160.6cm、女子152.1cmでしたが、令和7年度は男子170.6cm、女子157.9cmです。

ただし、この上昇は今も続いているわけではありません。文部科学省は、身長の平均値は多くの年齢で平成10年度前後まで上がり、その後は横ばいの傾向だとしています。17歳男子の平均は、平成6年度などの170.9cmがこれまでの高い値です。

また、この調査は同じ人を年を追って測ったものではないため、年代の差のうち、生まれた時代の違いによる部分と、年を重ねてからの体の変化による部分がどのくらいかは、この表からは分かりません。

出典 [3]

10代の平均身長は?

子ども・10代の平均は、文部科学省の学校保健統計が毎年公表しています。令和7年度は、15歳で男子168.6cm、女子157.0cm、17歳で男子170.6cm、女子157.9cmでした。

女子は15歳前後、男子は17歳前後になると、学年が上がっても平均の差は1cm前後と小さくなります。年齢ごとの数字は「子どもの身長・体重の平均表」の記事にまとめています。

出典 [3] [4]

世界の国々と比べると、日本人の身長は?

世界の国々の身長は、世界の研究者が集まるNCD Risk Factor Collaboration(NCD-RisC)が、各国の調査データをまとめて推計しています。2020年の研究は、200の国と地域の2,181の調査、6,500万人の測定値をもとにしています。2019年の19歳の平均身長では、男子はオランダ(183.8cm)、モンテネグロ、エストニアなど、女子はオランダ(170.4cm)、モンテネグロ、デンマークなどが高い国でした。

低い国は、男子が東ティモール(160.1cm)やラオスなど、女子がグアテマラ(150.9cm)やバングラデシュなどで、高い国と低い国の差は20cm以上ありました。

同じグループの別の研究では、日本人の身長は20世紀に大きく伸びたものの、1960年代前半より後に生まれた世代では伸びが止まったと報告されています。一方で、韓国では男女とも伸びが続き、日本より高くなったとしています。

出典 [5] [6]

日本の10代は、世界の中ではどんな体格?

NCD-RisCの2020年の研究は、国による身長の差を「成長の遅れ」の年数でも表しています。たとえば、グアテマラ、バングラデシュ、ネパール、東ティモールの19歳女子の平均身長は、11歳のオランダの女子と同じくらいだとしています。

同じ研究では、体格(BMI)も比べています。19歳女子のBMIの平均は、日本などで低い国の一つとされ、1985年から2019年までの19歳のBMIの変化も、日本では男女とも小さかったと報告しています。

なお、これらの国別の値は、各国で行われた調査をもとにした統計上の推計で、幅(信頼できる範囲)をもって示されています。順位の小さな違いより、大きな傾向として読むのが適切です。

身長と体重の両方を見ると、国ごとの栄養や生活の違いが、子どもの体格にさまざまな形で表れていることが分かります。

出典 [5]

国によって身長が違うのは、なぜ?

身長は遺伝の影響が強い性質で、理化学研究所は、欧米人の双子の研究で身長の個人差の8割程度が遺伝的要因によると紹介しています。ただし、これは同じ集団の中での個人差についての数字です。

NCD-RisCの研究は、国と国の差については、遺伝で説明できる部分は一部で、多くは遺伝以外の理由によると考えられているとしています。とくに、おなかの中での育ち、子ども時代から思春期の栄養、感染症などが、大人の身長を左右する大切な要因だと説明しています。

100年ほどの間に、韓国の女性は約20cm、イランの男性は約17cm平均身長が伸びたとも報告されています。遺伝の性質が100年で大きく変わることは考えにくく、生活環境の変化が身長に表れた例と考えられます。

出典 [7] [6]

平均身長の数字は、子育てにどう生かせる?

国や時代の平均は、社会全体の栄養や健康の状態を映す数字です。一人ひとりの子どもの身長は、両親の身長や体質、思春期の時期などで大きく違うので、平均と比べて高い・低いだけで判断する必要はありません。

国民健康・栄養調査の表を見ると、20〜59歳の各年代の標準偏差は男女とも4〜5cm台です。大人でも、平均から5cmほど低い、あるいは高い人は珍しくありません。

お子さんの身長が気になるときは、平均との差よりも、成長曲線に沿って伸びているかを見ることが大切です。日本小児内分泌学会は、伸び方が落ちてくるなどの場合は早めに小児科に相談するよう勧めています。

身長の伸び方が気になる場合は、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話)で、お手元の記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEから受け付けています。

出典 [8] [9]

日本人の平均身長についてよくある質問

Q. 日本人の背は、これからまだ伸びますか?

A. 学校保健統計では、平成10年度前後から平均値は横ばいの傾向です。今後どうなるかを示した公的な見通しは見当たりません。

Q. 平均身長の数字は、測り方で変わりますか?

A. 学校保健統計は学校の健康診断の値をもとにしており、国民健康・栄養調査とは対象・時期・測る人が違います。別の調査の数字を比べるときは、少しの差は気にしないようにしましょう。

Q. 親が平均より低いと、子どもも低くなりますか?

A. 低めになりやすい傾向はありますが、決まるわけではありません。「親が低いと子どもも低い?」の記事で、できることを紹介しています。

出典 [3] [1]

まとめ

令和6年国民健康・栄養調査では、20歳以上の平均身長は男性168.4cm、女性154.9cmで、若い世代ほど高くなっています。国による差の多くは子ども時代の栄養や病気などの環境で説明されると考えられ、子ども一人ひとりは平均との比較より伸び方で見ることが大切です。

出典 [1] [6]

お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 厚生労働省「令和6年「国民健康・栄養調査」の結果」(令和7年12月2日)
  2. 政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和6年国民健康・栄養調査 第14表 身長・体重の平均値及び標準偏差」(Excel、2026年9月11日公開)
  3. 文部科学省「令和7年度学校保健統計(学校保健統計調査の結果)について公表します」(PDF、令和8年2月13日)
  4. 政府統計の総合窓口(e-Stat)「学校保健統計調査 令和7年度 全国表 1 年齢別 都市階級別 設置者別 身長・体重の平均値及び標準偏差」
  5. NCD Risk Factor Collaboration(NCD-RisC)「Height and body-mass index trajectories of school-aged children and adolescents from 1985 to 2019 in 200 countries and territories」(Lancet 2020、PubMed Central掲載)
  6. NCD Risk Factor Collaboration(NCD-RisC)「A century of trends in adult human height」(eLife 2016、PubMed Central掲載)
  7. 理化学研究所「日本人の身長に関わる遺伝的特徴を解明-19万人の解析から日本人の身長に関わる遺伝的要因の謎に迫る-」(2019年10月2日)
  8. 日本小児内分泌学会「低身長」
  9. ノビケア「お問い合わせ」