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低身長の基準と受診の目安読む時間 約6分

中学生・高校生の身長の悩みは何科に相談する?受診の目安と準備

公開日:2026年10月3日 更新日:2026年10月3日

中学生・高校生の身長の悩みも、まずは小児科に相談できます。日本小児科学会は、小児科が診る年齢を「成人するまで」としています。この時期は骨端線が閉じ始める子もいるため、伸びが落ちてきた、思春期のサインが見られないなどの変化があれば、学年に関係なく早めに相談しましょう。

中学生・高校生でも、小児科に行ってよい?

行って大丈夫です。日本小児科学会は、小児科が診療する対象年齢を「中学生まで」から「成人するまで」に引き上げることを、平成18年4月に決めました。それまで小児科に通っていなかった15〜20歳の人も、気軽に小児科医に相談してほしいと呼びかけています。

身長の悩みでは、乳幼児期からの成長の記録や、思春期の進み方を合わせて見る必要があります。子どもの成長を日ごろから診ている小児科は、相談の入り口として適しています。待合室が小さな子ども向けで気が進まない場合は、予約制の専門外来がないか医療機関に尋ねてみてもよいでしょう。

出典 [1]

小児科のほかに、どの科を選べばよい?

身長の伸び方やホルモンの病気をくわしく調べるのは、小児科の中でも内分泌(ホルモン)を専門とする医師です。日本小児内分泌学会は、所属する内分泌代謝科(小児科)の専門医の一覧と、成長障害の診療を行っている施設の一覧を公開しています。かかりつけの小児科から紹介してもらうこともできます。専門の外来は予約制のことが多く、初診まで日数がかかる場合もあるため、早めに問い合わせておくと安心です。

相談の内容によっては、ほかの科が合うこともあります。成長が終わったあとの相談や、大人になってからのホルモンの病気の相談をどの科で受けるか、いつ大人の診療科に移るかは、病気や医療機関によって異なるため、担当の医師に相談してください。そのほかの目安は次のとおりです。

出典 [2] [3]

受診を考えたほうがよいのは、どんなとき?

中学生・高校生では、身長の高さそのものより、伸び方の変化と思春期の進み方が大切な手がかりになります。次のような場合は、記録を持って相談しましょう。

思春期のサインについて、あいち小児保健医療総合センターは、女子で13歳、男子で14歳になっても二次性徴がまったく見られない場合を思春期遅発と考えるのが一般的だと説明しています。多くは体質によるもので自然に思春期が来ますが、ホルモンの病気が隠れていることもあり、専門医による判断が必要になる場合があります。

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中高生の時期は、なぜ早めの相談が大切?

身長が伸びるのは、骨の端にある骨端線が開いている間です。思春期が進むと骨端線は閉じていき、閉じると身長は伸びなくなります。中学生・高校生は、ちょうどこの変化が起きる時期にあたります。

日本小児内分泌学会は、骨端線が閉じかけた状態(日本人のTW2法による骨年齢で男子15歳、女子14歳以上)や、二次性徴が進んで1年の伸びが2cm以下になった場合は、成長ホルモン治療にほとんど効果がないとしています。病気が見つかった場合の治療を考えるうえでも、残された時間は限られます。

検査の結果が出て、治療の対象かどうかが分かるまでには、受診から何回かの通院が必要になることもあります。気になり始めた時点で動き出すことが、選択肢を残すことにつながります。中学生からの治療の考え方は「中学生から成長ホルモン治療は間に合う?」の記事で説明しています。

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受診の前に、何を準備する?

いちばん役に立つのは、これまでの身長の記録です。学校の健康診断は毎学年6月30日までに行うと定められているので、学年ごとの記録を並べると1年ごとの伸びが分かります。文部科学省も、学校の健康診断で身長曲線・体重曲線を活用することが重要だと通知しています。

手元に記録がない場合は、学校の保健室に問い合わせると確認できることがあります。あわせて、次のような情報をメモしておくと、診察がスムーズに進みます。

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本人が受診をためらうときは、どう声をかける?

中学生・高校生になると、体のことを親と話すのを恥ずかしがったり、診察を嫌がったりすることがあります。無理に連れて行くより、なぜ相談したいのかを本人と話し、本人の気持ちを聞くところから始めましょう。

日本小児内分泌学会の移行期医療に関する提言では、思春期から若年期は、医療の管理の主体を保護者から本人へ移していく時期だとしています。そして、患者自身の意思と自己決定権が尊重されなければならないとしています。診察で本人が自分の言葉で話せるよう、質問を一緒に考えておくのもよい方法です。

体の診察で気になることがあれば、事前に医療機関に伝えておきましょう。同性の付き添いや、保護者が席を外す時間などについて、相談に応じてもらえることがあります。

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部活動やダイエットが関係していることもある?

あいち小児保健医療総合センターは、過度な運動や極端な体重の減少によっても思春期が遅れることがあると説明しています。体重を落とすことが求められる競技をしている場合や、食事の量を自分で減らしている様子がある場合は、受診のときに伝えてください。

食べる量が極端に少ない、体重が減り続けている、体型を強く気にしているといった様子があるときは、摂食障害の可能性も考えて早めに小児科に相談しましょう。身長の伸びにも関わる大切なサインです。

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オンラインで相談することはできる?

通学や部活動で平日に受診しにくい場合は、オンラインでの相談を入り口にする方法もあります。ただし、骨年齢のエックス線検査や分泌刺激試験などは、対面の医療機関でしか受けられません。

ノビケアでは、医師による無料相談(ビデオ通話、0円)で、本人と保護者がこれまでの記録を見ながら相談できます。検査が必要と医師が判断した場合は、対面の医療機関をご紹介します。予約は公式LINEから受け付けています。

出典 [12] [13]

中学生・高校生の身長の相談についてよくある質問

Q. 高校3年生ですが、今から相談しても意味がありますか?

A. まだ伸びているかどうかは、伸び方や骨年齢で分かります。伸びが止まっていても、ホルモンの病気が見つかることはあります。気になることがあれば相談してください。

Q. 本人だけで受診することはできますか?

A. 本人だけで受診できるかどうかは、医療機関によって対応が異なります。検査や治療の説明に保護者の同席を求める医療機関もあるので、予約のときに確認してください。保険証や医療費助成の受給券も必要です。

Q. まず学校の保健室に相談してもよいですか?

A. よい方法です。健康診断の記録を確認してもらえるほか、学校医への相談や医療機関の受診につなげてもらえることがあります。

まとめ

中学生・高校生の身長の悩みは、成人するまで小児科で相談できます。伸びが落ちてきた、思春期のサインが見られないといった変化があれば、骨端線が閉じる前に、学校の記録などを持って早めに相談しましょう。受診するかどうかは、本人の気持ちを聞きながら一緒に決めることが大切です。

出典 [1] [7]

お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 日本小児科学会「小児科医は子ども達が成人するまで見守ります」
  2. 日本小児内分泌学会「当学会に所属している、内分泌代謝科(小児科)専門医」
  3. 日本小児内分泌学会「当学会評議員が成長障害の診療を行っている施設」(PDF)
  4. 日本小児内分泌学会「低身長」
  5. あいち小児保健医療総合センター「思春期早発症・遅発症「思春期が早い?遅い?治療が必要なの?」」
  6. 小児慢性特定疾病情報センター「成長ホルモン(GH)分泌不全性低身長症(脳の器質的原因によるものを除く。) 診断の手引き」
  7. 日本小児内分泌学会「成長ホルモンとは」
  8. e-Gov法令検索「学校保健安全法施行規則」(第5条)
  9. 文部科学省「学校保健安全法施行規則の一部改正等について(通知)」(PDF、平成26年4月30日)
  10. 日本小児内分泌学会「小児期発症内分泌疾患の成人への移行期医療に関する提言」(PDF)
  11. 摂食障害全国支援センター(国立精神・神経医療研究センター)摂食障害情報ポータルサイト「子どもの摂食障害」
  12. ノビケア「成長ホルモン治療について」(費用・副作用・適応外使用)
  13. ノビケア「お問い合わせ」