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成長期・思春期・骨端線読む時間 約6分

成長痛と身長の関係は?痛みがあると背が伸びている?

公開日:2026年10月3日 更新日:2026年10月3日

成長痛は、夕方から夜に脚が痛み、翌朝には元気になる子どもの痛みです。原因ははっきりわかっておらず、痛みがあるから背がよく伸びている、痛みがないから伸びていない、とは言えません。熱や腫れがある、昼間も痛むときは整形外科で診てもらいましょう。

成長痛とは、どんな痛み?

日本小児整形外科学会は、成長痛を「夕方から夜に出て、自然におさまり、翌朝には問題がない脚の痛み」と説明しています。ただし、はっきりした定義があるわけではないとしています。

同じ学会によると、成長痛は3〜12歳の子どもにみられ、痛む場所はふくらはぎ、ひざ、太ももです。腫れや赤み、熱はなく、脚を動かせて、歩くこともできます。

ここで大切なのは、成長痛は「この病気だとわかる検査」があるものではない、という点です。痛みの特徴が当てはまり、ほかの病気が見つからないときに、はじめて成長痛と考えます。

痛みが出る頻度は週1回から月1回程度で、30分から1時間ほどでおさまることが多いとされています。昼間は痛みがなく、元気に過ごせることも特徴の一つです。

出典 [1]

成長痛があると、身長の伸びが止まる?

成長痛が原因で身長の伸びが止まったり、悪くなったりすることを示した資料も、学会や公的機関のページには見当たりません。痛みそのものを身長の心配と結びつける必要はありません。

ただし、夜に痛がって目が覚める日が続き、睡眠が足りていないように見えるときは、痛みと睡眠の両方について医師に相談しましょう。

身長のことが気になる場合は、痛みとは分けて考えます。母子健康手帳や学校の健康診断の記録を成長曲線に書き込み、線に沿って伸びているかを確かめてください。

成長痛と間違えやすい病気はある?

日本整形外科学会の保護者・学校関係者向けFAQでは、「成長痛」という言葉が「放っておいてよい」という誤解につながりやすいことに注意を促しています。

同じFAQは、子どもが痛みやだるさを訴えるときには、筋肉の疲れや関節への無理など、きちんと原因があることが多く、中には重い病気の始まりのこともあるとしています。訴えが続くときは、整形外科で原因を確かめるよう勧めています。

日本小児整形外科学会は、次のような場合はほかの病気の可能性があるため、整形外科を受診するよう勧めています。

出典 [2] [1]

痛がるとき、家でできることは?

日本小児整形外科学会は、成長痛は基本的には治療の必要はなく、さすったりマッサージをしたりすると軽くなることが多いとしています。痛がるときは、そばにいて脚をさすり、安心させてあげましょう。

痛みが出た日は、時間、痛んだ場所、どのくらい続いたか、翌朝の様子を簡単にメモしておくと役立ちます。同じ場所ばかり痛む、回数が増えてきた、といった変化にも気づきやすくなります。

受診するときは、このメモに加えて、転んだりぶつけたりしたことがなかったか、最近の運動の量なども伝えると、医師が原因を考える手がかりになります。

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家族が気をつけたい接し方は?

夜に何度も痛がると、家族も心配になったり、疲れてしまったりします。けれども、「また成長痛でしょう」と決めつけたり、「大げさだ」と取り合わなかったりすると、子どもは痛みを伝えにくくなります。痛いと言ったときは、毎回きちんと受け止めてあげましょう。

一方で、怖がらせる必要もありません。翌朝に痛みがなく、元気に過ごせているなら、いつもどおり登園や登校をしてかまいません。痛みの様子が変わったときにすぐ気づけるよう、落ち着いて見守ることが大切です。

きょうだいの中で一人だけ痛がる、学校や習いごとに行く前に痛がるといったこともあります。気持ちの面が関わっていそうなときも、まずは体の病気がないかを医師に確かめてもらったうえで、ゆっくり話を聞いてあげましょう。

運動をしている子の脚の痛みは、成長痛?

日本整形外科学会のFAQは、子どもの痛みの原因として、筋肉の疲れや関節に無理がかかっていることを挙げています。スポーツを続けている子の痛みは、練習量や体の使い方と関係していることがあります。

とくに、運動したときに痛む、同じ場所を押すと痛い、という場合は、夜だけに出る成長痛とは様子が違います。練習を続けながら様子を見るより、整形外科で診てもらいましょう。

ひざの下の骨が出っぱって痛むような、スポーツをする成長期の子に多い痛みについては、「オスグッドは身長が伸びるサイン?」の記事で説明しています。

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受診するときに伝えたいことは?

成長痛かどうかは、ほかの病気ではないことを確かめたうえで考えるものです。診察では、痛みの様子をできるだけ具体的に伝えると、医師が原因を考えやすくなります。次のような点をメモして持っていきましょう。

小さな子は、痛む場所をうまく言えないことがあります。どこを指さしたか、どちらの脚をかばっていたかなど、保護者が見て気づいたことも大切な情報です。

身長がきちんと伸びているかは、どう確かめる?

身長の伸びを確かめるには、母子健康手帳や学校の健康診断の記録を集め、成長曲線に書き込むのがいちばんの近道です。線に沿って伸びていれば、そのペースで成長していると考えられます。

1年あたりの伸びを計算するのも役に立ちます。同じ時期に測った身長どうしの差を見ると、伸びが落ちていないかがわかります。家で測る場合は、朝など時間帯をそろえ、靴下を脱いで測りましょう。

成長曲線の線から下に外れていく、1年の伸びが前の年より明らかに小さくなった、といった変化があれば、痛みのあるなしにかかわらず小児科で相談してください。

痛みと身長の両方が気になるときは?

脚の痛みは整形外科や小児科、身長の伸びは小児科や小児内分泌の専門医、というように、相談先は内容によって変わります。どちらも気になるときは、まずかかりつけの小児科で相談するとよいでしょう。

身長については、1回の測定ではなく、これまでの伸び方を見ることが大切です。痛みの記録とは別に、身長の記録をそろえておきましょう。

身長の伸び方が気になる場合は、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話、0円)で、お手元の記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEから受け付けています。

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成長痛と身長についてよくある質問

Q. 成長痛は何歳ごろまで続きますか?

A. 日本小児整形外科学会は、成長痛がみられる年齢を3〜12歳としています。年齢が上がっても同じような痛みが続く場合や、痛み方が変わってきた場合は、整形外科で相談してください。

Q. 湿布や痛み止めを使ってもよいですか?

A. 薬を使うかどうかは、年齢や体重、痛みの原因によって変わります。自己判断で大人用の薬を使わず、医師や薬剤師に相談してください。

Q. 片方の脚だけが毎回痛みます。成長痛ですか?

A. 痛む場所がいつも同じ、腫れがある、歩き方がおかしいといった場合は、ほかの原因がないかを確かめる必要があります。整形外科で診てもらいましょう。

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まとめ

成長痛は夕方から夜に出て翌朝には治まる脚の痛みで、原因ははっきりしておらず、身長の伸びとの関係を示した資料は見当たりません。熱や腫れ、昼間の痛みがあるときは整形外科を受診し、身長のことは記録で確かめましょう。

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お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 日本小児整形外科学会「成長痛」
  2. 日本整形外科学会 保護者・養護教諭・学校医向けFAQ「検診結果が『全部成長痛』!?」
  3. ノビケア「お問い合わせ」