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朝ごはんと身長:朝食を食べないと背が伸びない?

公開日:2026年10月3日 更新日:2026年10月3日

朝ごはんを食べると身長が伸びる、と直接示した資料は見当たりません。ただ、朝食を抜くと体内時計が後ろにずれて寝つきが悪くなり、睡眠不足につながることが報告されています。成長期に必要なエネルギーと栄養を3食でとり、早寝早起きのリズムを整えるために、朝ごはんは大切です。

朝ごはんを食べないと、身長は伸びない?

朝ごはんを食べるかどうかで、身長の伸びがどのくらい変わるかを示した資料は、学会や公的機関のページには見当たりません。朝食を1回抜いたからといって、背が伸びなくなるわけではありません。

それでも朝ごはんが大切だとされるのは、生活リズムや1日の栄養のとり方と深く関わっているからです。朝食を抜く習慣は、睡眠や食事全体のバランスを通して、成長期の体に影響しうると考えられます。

日本小児内分泌学会は、運動・食事・睡眠の3つを、子どもの成長を支えるものとして挙げています。朝ごはんは、そのうち食事と睡眠の両方に関わる習慣です。

出典 [1]

朝ごはんを抜くと、体には何が起こる?

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、朝の光と同じように、朝食も体内時計の調整に役立つと説明しています。1週間程度朝食を抜くと、体内時計が後ろにずれ、遅寝・遅起きになることが報告されているとしています。

同じガイドによると、朝食を抜くと、体内時計のずれによって寝つきが悪くなり、睡眠不足になりやすくなります。朝食を抜くことが、睡眠で疲れがとれた感じ(睡眠休養感)の低下と関係することも報告されています。

厚生労働省のe-ヘルスネットも、子どもの睡眠について、朝食を抜かないことが早寝・早起きの習慣を保つうえで重要だとしています。

出典 [2] [3]

1日に必要な量をとるうえで、朝ごはんはなぜ大切?

成長期の子どもは、体を動かすためだけでなく、体をつくるためにもエネルギーと栄養素が必要です。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、身体活動レベルが「ふつう」の10〜11歳で、推定エネルギー必要量は男の子で1日2,250kcal、女の子で2,100kcalとされています。

これだけの量を昼と夜の2食でとろうとすると、1回の食事量が多くなりすぎてしまいます。朝・昼・夜の3食に分けることで、無理なく必要な量に近づけることができます。

たんぱく質やカルシウムなども、1日の中で何回かに分けてとるほうが、食事全体のバランスを整えやすくなります。成長期に必要なエネルギーについては「成長期に必要なカロリーは?」の記事で詳しく説明しています。

出典 [4]

朝ごはんを抜く子は、どのくらいいる?

国の第4次食育推進基本計画では、朝食を毎日食べることは、栄養バランスに配慮した食生活や基本的な生活習慣を身につける観点から非常に重要だとして、子どもの朝食欠食をなくすことを目標にしています。

同じ計画によると、令和元年度に朝食を「全く食べていない」「あまり食べていない」子どもの割合は4.6%で、令和7年度までに0%にすることが目指されています。

この計画は、健康上の理由で朝食をとるのが難しい子どもに配慮し、目標の達成だけを追い求めないよう注意することも求めています。朝食を食べられないことには、それぞれの事情があることも大切な視点です。

出典 [5]

家族の生活リズムも関係する?

第4次食育推進基本計画は、朝食を食べる習慣には、規則正しい就寝・起床などの基本的な生活習慣が影響すると考えられること、親の世代の朝食を食べない習慣が、家庭の環境に影響している可能性があることを挙げています。

子どもだけに「朝ごはんを食べなさい」と言うより、家族で起きる時間と寝る時間を見直すほうが、続けやすいことがあります。家族が一緒に食卓につくと、子どもも食べるきっかけになります。

同じ計画は、子どもと保護者が一緒に早寝早起きや朝食をとることなどを通じて、生活習慣づくりへの意識を高めることが大切だとしています。

出典 [5]

朝、食欲がない子はどうする?

朝に食欲がわかない理由としてよくあるのは、夕食や夜食が遅い、寝る時間が遅くて起きてすぐ家を出る、といった生活リズムの問題です。睡眠ガイドも、就寝前の夜食や間食は、朝食を抜くのと同じように体内時計を後ろにずらすとしています。

まずは、夕食の時間を少し早める、寝る前の間食を控える、起きる時間を少し早めて朝食までの時間をつくる、といった工夫から始めてみましょう。

こども家庭庁の資料は、幼児期の食事について、機嫌がよく普段どおり過ごせているなら、無理強いをしないよう勧めています。食べられる量が少なくても、牛乳1杯や果物など、口にできるものから始めれば十分です。

出典 [2] [6]

忙しい朝でも食べやすくする工夫は?

医薬基盤・健康・栄養研究所は、子どもの食事では3食をバランスよくとることが大切で、朝食を取り入れることが重要だとしています。牛乳やヨーグルトなど、手軽な食品から始めることも勧めています。

準備に時間がかけられない朝は、前の晩に用意しておけるものや、すぐに食べられるものを組み合わせると続けやすくなります。

主食・主菜・副菜がそろうのが理想ですが、毎日完璧を目指す必要はありません。まずは「何か食べてから出かける」習慣をつけ、少しずつ品数を増やしていきましょう。

出典 [7]

朝ごはんの内容は、何を意識すればいい?

朝ごはんは、まず主食(ご飯やパン)でエネルギーをとることから始めましょう。午前中の授業や活動に使うエネルギーの元になります。

余裕があれば、卵や納豆、魚、ハムなどのたんぱく質のおかず、野菜や果物、牛乳やヨーグルトを加えていくと、昼食と夕食だけでは不足しがちな栄養素も補いやすくなります。

菓子パンや甘い飲み物だけの朝食は、手軽ですが、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しがちです。毎日続けるなら、牛乳や果物を組み合わせるなど、少しずつ中身を整えていきましょう。

給食のない休日や長期休みは、朝食と昼食の時間がずれやすくなります。休みの日も、平日と近い時間に食べることを意識してみてください。

中学生・高校生の朝ごはんは?

中学生や高校生になると、部活動や塾、スマートフォンなどで寝る時間が遅くなりやすく、朝食を抜く子も増えがちです。睡眠ガイドは、小学生は9〜12時間、中学・高校生は8〜10時間を参考に睡眠時間を確保し、朝は日光を浴びて朝食をしっかりとることを勧めています。

思春期は、身長が大きく伸びる時期でもあります。朝練習がある日は、練習前にエネルギーをとれるよう、すぐ食べられるものを用意しておくと安心です。

体型を気にして朝食を抜いている様子があるときは、注意が必要です。食事の量が急に減った、体重が減ってきたといった変化があれば、早めにかかりつけの小児科に相談しましょう。

出典 [2]

身長の伸びが気になるときは?

朝ごはんを見直すことは、生活全体を整える第一歩になります。そのうえで身長の伸びが気になる場合は、食事だけで様子を見続けず、これまでの伸び方を成長曲線で確かめましょう。

食欲がない状態が長く続く、体重が減ってきた、おなかの痛みや下痢をくり返すといった場合は、病気が隠れていないかを医師に確かめてもらってください。

身長の伸び方が気になる場合は、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話、0円)で、お手元の記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEから受け付けています。

出典 [8]

朝ごはんと身長についてよくある質問

Q. 朝はパンだけです。それでも食べたほうがよいですか?

A. 何も食べないよりは、食べて出かけるほうがよいと考えられます。慣れてきたら、牛乳や卵、果物などを1品ずつ足していきましょう。

Q. 朝ごはんを食べるとおなかが痛くなります。

A. 起きてすぐで体が目覚めていない場合もありますが、症状が続く場合は病気のこともあります。無理に食べさせず、小児科で相談してください。

Q. 休日は昼まで寝ていて、朝昼兼用になります。

A. 睡眠ガイドは、休日も普段と同じ時間に起きて日光を浴びることを勧めています。休日の起床時間が大きくずれないよう心がけましょう。

出典 [2]

まとめ

朝ごはんで身長が伸びると直接示した資料は見当たりませんが、朝食を抜くと体内時計がずれ、睡眠不足につながることが報告されています。成長期に必要なエネルギーと栄養を3食でとるためにも、家族で生活リズムを整えながら、朝ごはんの習慣をつくっていきましょう。

出典 [2] [4]

お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 日本小児内分泌学会「「身長を伸ばす効果がある」と宣伝されているサプリメント等に関する学会の見解」(2025年9月8日改定)
  2. 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(PDF)
  3. 厚生労働省 e-ヘルスネット「こどもの睡眠」
  4. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 各論「乳児・小児」(PDF)
  5. 厚生労働省掲載「第4次食育推進基本計画」(PDF)
  6. こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト「乳幼児期の栄養」(PDF)
  7. 医薬基盤・健康・栄養研究所「「健康食品」の安全性・有効性情報:子どもとサプリメント」
  8. ノビケア「お問い合わせ」