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カフェイン(コーヒー・緑茶)や炭酸は身長に悪い?子どもの飲み物の選び方

公開日:2026年10月3日 更新日:2026年10月3日

コーヒーや緑茶、炭酸飲料で身長が伸びなくなる、と示した資料は見当たりません。ただし、子どもは大人より少ない量のカフェインで睡眠に影響が出ることが報告されています。エナジードリンクやコーヒーは控え、夕方以降はカフェインを含む飲み物を避けましょう。

コーヒーを飲むと、背が伸びなくなる?

「コーヒーを飲むと背が伸びない」と言われることがありますが、学会や公的機関の資料には、カフェインや炭酸飲料で子どもの身長が伸びなくなることを示したものは見当たりません。

それでも子どもにカフェインを控えるよう勧められているのは、睡眠や体調への影響があるからです。厚生労働省は、カフェインをとりすぎると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠、下痢、吐き気などの健康被害が起こることがあるとしています。

身長への直接の影響より、睡眠が削られることや、甘い飲み物で食事が入らなくなることのほうが、成長期の体にとっては気にしておきたい点です。

出典 [1]

子どもは、カフェインの影響を受けやすい?

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、子どもでは1日あたり体重1kgにつき1〜3mg以上のカフェインで、睡眠に悪い影響が出ることが報告されているとしています。体重30kgの子どもなら、30〜90mgにあたります。

同じガイドは、子どもは大人より少ないカフェインで影響を受けるため、注意が必要だとしています。大人には何でもない1杯でも、子どもには多すぎることがあるのです。

厚生労働省のQ&Aでは、カナダ保健省が子どものカフェインの1日の上限の目安を、4〜6歳で45mg、7〜9歳で62.5mg、10〜12歳で85mgとしていることが紹介されています。日本では、子どもの摂取量の基準は示されていません。

出典 [2] [1]

飲み物ごとのカフェインの量は?

厚生労働省のQ&Aでは、身近な飲み物に含まれるカフェインの量が紹介されています。緑茶や紅茶、ウーロン茶にもカフェインが含まれている点に注意しましょう。

たとえば体重30kgの子が、せん茶を湯のみで2杯(約300mL)飲むと、カフェインは約60mgになります。睡眠ガイドが示す、睡眠に影響が出はじめる量の範囲に入ります。

飲み物カフェインの量
コーヒー(浸出液)100mLあたり60mg
インスタントコーヒー1杯あたり80mg
紅茶(浸出液)100mLあたり30mg
せん茶(浸出液)100mLあたり20mg
ほうじ茶(浸出液)100mLあたり20mg
ウーロン茶(浸出液)100mLあたり20mg
玄米茶(浸出液)100mLあたり10mg
カフェインを多く加えた清涼飲料水100mLあたり32〜300mg

出典 [1]

エナジードリンクやコーラは?

睡眠ガイドは、子どもはお茶やコーヒーのほかに、コーラタイプの飲み物などからもカフェインをとっていることが示されているとして、これらに含まれる量にも注意が必要だとしています。

同じガイドによると、エナジードリンクはカフェインの含有量が製品によって違い、コーヒーの5倍近いカフェインを含むものもあります。厚生労働省のQ&Aでも、カフェインを多く加えた清涼飲料水では、子どもなどは飲むのを控えるよう呼びかけられています。

エナジードリンクは、子どもが日常的に飲むものではありません。部活動や勉強の合間に手に取りやすい商品ですが、子どもには飲ませないようにしましょう。どうしても飲む場合は、量を最小限にし、朝に限るなどの注意が必要だとガイドはしています。

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カフェインを飲む時間帯は関係ある?

睡眠ガイドは、カフェインの夕方以降の摂取は夜の睡眠に影響しやすいとしています。カフェインが体の中で半分に減るまでの時間には個人差があり、日本人では3〜7時間とばらつきがあるとしています。

厚生労働省のe-ヘルスネットも、コーヒー、緑茶、チョコレートなどカフェインを含む飲食物には目を覚ます作用があり、敏感な人は寝る5〜6時間前から控えたほうがよいとしています。チョコレートのように、飲み物以外にもカフェインを含む食べ物があることを覚えておきましょう。

夕食のときに緑茶を飲む習慣がある家庭では、子どもの分だけ麦茶にするなど、夕方からはカフェインを含まない飲み物に切り替えるとよいでしょう。

出典 [2] [3]

炭酸飲料は、骨や身長に悪い?

炭酸(炭酸ガス)そのものが骨を弱くしたり、身長の伸びを妨げたりすることを示した資料は、学会や公的機関のページには見当たりません。

一方で、厚生労働省のe-ヘルスネットは、食品添加物には多くのリンが使われていて、インスタント食品や加工食品を多く利用すると、知らないうちにリンをとりすぎている可能性があるとしています。リンの多い食事が続くと、カルシウムの吸収が妨げられ、骨の代謝に悪い影響があるため注意が必要だとしています。

清涼飲料水を含め、加工食品にかたよった食事が続くことのほうが、骨の健康にとっては気にしておきたい点です。炭酸飲料だけを悪者にするより、飲む量と食事全体のバランスを見直しましょう。

出典 [4]

甘い飲み物で気をつけたいことは?

炭酸飲料やジュース、スポーツドリンク、甘いコーヒー飲料には、砂糖などの糖分が多く含まれているものがあります。食事の前に飲むと、おなかがふくれて食事が入らなくなることがあります。

こども家庭庁の資料は、子どもの食生活について、ジュースや菓子類の食べすぎに気をつけ、間食の量や栄養のバランスに気を配るよう勧めています。甘い飲み物は「飲む間食」として量を考えましょう。

ペットボトルのまま飲むと、どれだけ飲んだかがわかりにくくなります。コップに注いで飲む、1日に飲む量を決めておくといった工夫も役立ちます。

出典 [5]

子どもの飲み物は、何を選べばいい?

ふだんの水分補給は、水や麦茶を基本にしましょう。睡眠ガイドは、茶類のカフェインは茶葉に含まれるため、茶葉を使っていない麦茶、そば茶、黒豆茶、とうもろこし茶などに置き換えるのもよいとしています。

牛乳は、カルシウムやたんぱく質をとるのにも役立つ飲み物です。食事やおやつのときに取り入れるとよいでしょう。

汗をたくさんかく運動のときは、運動の内容や時間に合わせて飲み物を選びます。迷うときは、部活動の指導者や医師に相談してください。

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部活動や受験期に、眠気覚ましで飲むのは?

受験勉強や部活動で忙しい時期は、眠気覚ましにコーヒーやエナジードリンクを飲みたくなるかもしれません。睡眠ガイドは、眠気覚ましのカフェインは、続けて飲むと効果が弱くなり、依存も生じるとしています。

同じガイドは、日中の眠気は慢性的な睡眠不足や睡眠の病気が原因のこともあるとして、睡眠時間を見直しても眠気が続く場合は医師に相談するよう勧めています。眠気をカフェインでごまかすより、睡眠時間を確保することが大切です。

睡眠ガイドは、中学・高校生では8〜10時間を参考に睡眠時間を確保するよう勧めています。勉強の計画を立てるときも、睡眠の時間から先に決めるのがおすすめです。

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身長の伸びが気になるときは?

飲み物の習慣を見直すことは、睡眠や食事を整えることにつながります。そのうえで身長の伸びが気になる場合は、これまでの伸び方を成長曲線で確かめましょう。

エナジードリンクなどを飲んだあとに、動悸、手の震え、吐き気、気分が悪いといった症状が出た場合は、医療機関に相談してください。意識がおかしい、けいれんしているときは119番に連絡してください。

身長の伸び方が気になる場合は、ノビケアの医師による無料相談(ビデオ通話、0円)で、お手元の記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEから受け付けています。

出典 [6]

カフェイン・炭酸と身長についてよくある質問

Q. 小学生にコーヒー牛乳を飲ませてもよいですか?

A. コーヒー牛乳にもカフェインが含まれます。量は製品によって違うため表示を確かめ、飲むならたまにの楽しみ程度にとどめ、夕方以降は避けましょう。

Q. 緑茶は体によいと聞きます。子どもが毎日飲んでも大丈夫ですか?

A. 緑茶にもカフェインが含まれています。たくさん飲む場合や夕方以降は、麦茶など茶葉を使わないお茶に切り替えるとよいでしょう。

Q. 炭酸水(無糖)なら飲んでもよいですか?

A. 無糖の炭酸水で身長が伸びなくなることを示した資料は見当たりません。おなかがふくれて食事が入らなくならないよう、量とタイミングに気をつけましょう。

出典 [1]

まとめ

カフェインや炭酸飲料で身長が伸びなくなると示した資料は見当たりませんが、子どもは大人より少ないカフェインで睡眠に影響が出ることが報告されています。エナジードリンクは避け、夕方以降は麦茶など茶葉を使わない飲み物に切り替え、甘い飲み物は量を決めて楽しみましょう。

出典 [2] [1]

お子さまの身長の伸び方が気になる場合は、医師による無料相談で、これまでの記録を見ながらご相談いただけます。予約は公式LINEからお受けしています。

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この記事は、ノビケアの医師が内容を確認しています(編集方針)。

参考にした資料

  1. 厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」
  2. 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(PDF)
  3. 厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠と生活習慣」
  4. 厚生労働省 e-ヘルスネット「リン」
  5. こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト「乳幼児期の栄養」(PDF)
  6. ノビケア「お問い合わせ」